プライベートバンキング(プライベートバンク)と聞いて、どのようなイメージを持つだろうか?
富裕層・資産家向けに特別に扱われている資産管理口座で、運用を一任されているイメージを持つと思うが、その通りだと思う。
同時に、秘匿性も重要なポイントになっているが、現在の世界の状況を見ると秘匿性は無くなりつつある。
プライベートバンキングの活用価値は薄れていき、オフショア金融商品・保険商品の活用とほぼイコールになっているのでは?
プライベートバンキングの口座開設はプライベートバンクにより最低受け入れ額は異なるが日本円にして2~3億以上と言ったとこだろうか?
日本にもプライベートバンキングと名乗って富裕層・資産家を集めている銀行があるが、そもそも日本国内では資産価値を向上させていけるだけの金融商品は見つからない。
また、インフレが進んでいく日本で、日本円を日本の銀行に預けていれば資産価値が減少する可能性が高く、そもそもリスクヘッジもできないので意味がない。
コロナ禍後半から円安や物価上昇で苦しむ人がいるが、円安はそのままズバリで日本円の価値が減少している事を表している。
人口減少・少子高齢化が進行している国の経済や通貨が強くなるとは考え辛い。
物価上昇は日本だけでなく世界中で問題となっているが、日本のインフレ率は世界のインフレ率と比較すればまだまだ低い。
このインフレ率の違いも日本と世界の経済格差を表しているが、世界は繋がっているので、日本もいつ世界的なインフレーションに襲われるか分からない。
そうした状況に対処する為に、日本円を価値あるものにしていかなければならない。
日本円(余裕資金)を日本国内で放置して貯め込むべきではない。
プライベートバンキングを活用するなら、先ずは日本から資産移転する事を考えるべきである。
同様に、日本国内でプライベートバンカーと名乗って活動している人がいるが、結局は日本国内の銀行や保険会社、証券会社などに誘導されるだけだろう。
海外のプライベートバンキングに興味があれば、海外のIFA(Independent Financial Advisor)などに連絡する必要がある。
海外のIFAと言えど、日本人を相手にしているIFAは少なく、その中でプライベートバンクと繋がっているIFAを選択する必要がある。
プライベートバンキングはスイスが発祥と言われている。
その昔、王族や貴族の資産を守る為に生まれたと言われているが、資産価値を守りつつ増やしていくのが特徴と言える。
守ると言う意味では秘匿性が重要となるが、世界的にマネーロンダリング対策が進んでいる現代社会、CRS(共通報告基準)により世界中の銀行口座情報などが繋がっているので秘匿性は薄れているのが現状だ。
そう考えると、実は海外オフショアの金融商品・保険商品を活用していくのと大差が無くなっているように感じる。
オフショア金融センターも王族や貴族の資産を守る為に生まれたと言われており、日本とは比較にならない程の利回りの金融商品や保険商品が存在する。
契約金額もプライベートバンキングのように日本円にして億単位でもないので契約しやすい。
億単位以上の資産を所有している人は幾つかの金融商品や保険商品を組み合わせてポートフォリオを組んで資産保全や運用をさせていけばよい。
海外の金融商品や保険商品であれば共有名義で契約できたり、契約者や被保険者を変更していける商品もあるので資産承継も同時に考える事ができる。
プライベートバンキングに興味があれば海外のIFAに連絡すべきと書いたが、こうした海外オフショアの金融商品・保険商品に興味があれば、同じように海外のIFAに連絡してみれば良い。
つまりは、プライベートバンキングにも繋がっていて、世界の多くの保険会社とも提携している海外のIFAに連絡するのがお勧めと言える。
そうしたIFAにプライベートバンクと契約するのか?、もしくは金融商品や保険商品を契約するのか?、はたまた複数の金融商品や保険商品を組み合わせてポートフォリオにするのかを相談して決めていけば良い。
知識量が多くて広いIFAであれば、プライベートバンキング or 海外オフショアの金融商品・保険商品のどちらをどのように選択すべきかを、広い視野で良い方向に導いてくれるはずだ。
海外のIFAと言えど日本人もいるので、そうしたIFAを選択すれば契約時だけでなく、契約後のフォローも安心できる。
IFAの責務は契約時だけでなくアフターサポートまでもが含まれる。
海外の金融商品や保険商品は共有名義で契約できたり、契約者や被保険者を変更できたりするものもあるが、そうした商品を活用して資産承継も可能となる。
お子さんやお孫さんの為も思うのであれば、長く契約を維持させることが重要となるが、そうした考えがあるのなら、サポート力があるIFAを選ぶ事がポイントとなってくるはずだ。
⇒ ご質問やご相談、IFA選定でお悩みの方はこちらから。
資産保全や資産価値向上、資産承継が可能な保険商品もある!
プライベートバンキングを活用してみようと思う理由として、先ずは資産保全があるはずだ。
大事な資産をどのように守っていくかを考えた結果、プライベートバンキングの手法と出逢うケースがある。
そして、資産を守りながらも増やしていきたいと考えるはずで、資産価値向上を同時に検討する。
(資産価値を向上させることが資産保全とも言える。)
そして、家族の為に相続や資産承継を考えていく人が多いと思う。
プライベートバンキングでもこうした目的を達成できるのだが、契約までの手続きなどが大変な側面がある。
もっと簡単に契約ができれば良いのにと考える人もいる事だろう。
実は、海外の保険商品でこれらが可能となるプランがあったりする。
例えばであるが、サンライフ香港社が提供するRoyalFortune Savings Planが挙げられる。
この商品は日本にいながら契約できるスキームがあり、保険料の支払いも銀行間送金やクレジットカーでの引き落としで可能なので、自身は海外に渡航する事無く資産を海外に移転させることができる。
米ドル建ての商品になるので、海外で米ドル資産を持てるようになるのだ。
これだけでも資産保全と言えるだろうが、この商品は契約時から解約返戻金が高く設定されている。
支払った保険料を解約返戻金が超える損益分岐点を迎えるのが4年目と早い。
その後は利回り6~7%で複利運用され、以下のような利回りで資産価値が増加していくとシミュレーションされている。
◆10年後:1.56倍
◆20年後:2.97倍
◆30年後:5.50倍
スゴい利回りだと思わないだろうか?
資産価値向上が望め、将来的なインフレーションにも対応できるのだ。
また、契約者や被保険者の変更も可能なので、お子さんやお孫さんに名義変更していく事で資産承継もできるのだ。
(生命保険の名義変更は贈与税の対象とはならない。)
更には、証券分割もできるので、お子さんやお孫さんの人数に合わせて証券を分割することで、相続が争族となる問題点を回避する事もできる。

プライベートバンキングを開設したい目的がどこにあるかによるが、資産保全や資産価値向上、資産承継に主眼を置いているのであれば、こうした保険商品の活用でも目的を達成する事ができるはずだ。
こうした商品もあるので、プライベートバンキングを活用するか否かを含めて、どのような事がしたいかをIFAに相談する事で、目的に沿ったプランやスキームを案内してもらえる事だろう。
⇒ ご質問やご相談、IFA選定でお悩みの方はこちらから。
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