私のブログを読んで頂いた結果として、日々色々な質問がやってくる。
IFAの選定で悩んでいたり、解決が難しそうな質問ももちろんあるのだが、「何でこの質問を私にしてくるんだろ?」と不思議なメールも少なくない。
オフショア投資・海外保険の事務手続きなどの質問は、直接IFA(正規代理店)に連絡すべし!
オフショア投資や海外の保険商品に関するインターネットなどを見ていて、「IFA選びがとっても重要」というフレーズは良く目にする。
正にその通りである。
海外オフショア籍の積立投資商品や保険商品はIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店を介して契約する事になるのだが、IFAは契約時だけでなくアフターサポートまでを担う会社になっている。
契約後に疑問点が出てこればIFAに直接質問すれば良いのだが、何故か私のところに問い合わせをしてくる人がいたりする。
◆住所が変わったんですが、どのように手続きすれば良いですか?
◆引き落としのクレジットカードを変更したいのですが、可能ですか?
◆一部引き出しや解約をしたいが、その方法とは?
例を挙げればキリがないが、手続きはどの道IFAにお願いする話なので、私に質問するのではなくIFAに直接聞けば良い。
こうした質問を受けた際は回答をダイレクトに書くのではなく、「IFAと連絡が取れていますか?」と私の方から質問してみたり、「ご自身が契約しているIFAに直接聞いてみてください。」と返信したりする。
すると、無視されたり、連絡が取れていると回答が返ってきたり、連絡が取れない・連絡先が分からないと返ってきたりと反応は様々である。
だが、私の質問に対してこうした回答をする時点でIFAの選定を間違えていると思う。
無視する人は論外として、連絡が取れていると言いつつ私に質問をしてくるのはIFAを信頼・信用していない証と言えるし、連絡が取れない・連絡先が分からないと言うケースはIFAを移管(変更)するしかないだろう。
積立投資商品にしても保険商品にしても長期運用となる。
そして、海外の金融商品なので、しっかりとサポートしてもらえる体制になっていなければ満期まで安心して契約を継続する事などできないはずだ。
IFAの選定が重要であるのだが、実際にはサポートさえしてもらえない、連絡が取れない・連絡が取り辛いIFAでは意味がない。
最悪な話としては、IFAがどこか把握していない事もあったりするのだが・・・
また、オフショア投資商品・保険商品を知ったきっかけが友人や知人からの紹介、勉強会やセミナーなどの場合、そうした友人・知人やセミナーや勉強彼の主催者などがサポートすると言ってくるケースもあるようだが、そうした人たちがいつまでサポートしてくれるかは全く分からない。
そもそも、そうした人たちは知識があるのだろうか?
法的に問題はないのだろうか?と考えなければならない。
契約時に何らかの利益を得ているのだろうが、その後はお金にもならないサポートなどしてくれる訳ではない。
海外オフショア籍の積立投資商品や保険商品はIFAの選定が重要と知ったのならば、自社で責任持ってサポートまでを行ってくれるIFAを選定するようにしてもらいたい。
契約前にしっかりとしたIFAを選定して契約してもらいたいのだが、契約後に事務手続きに関する質問をしてくる人は、具体的な事務手続きを行う前にIFAの移管(変更)を考える方が先かもしれないが…
☆ご質問やご相談、IFAの選定でお悩みの方はこちらから。
IFAの選定基準やオフショア投資に関する法的観点とは?
オフショア投資の世界はIFAの選定が最重要と言われているのだが、そもそもIFAとは何ぞや?と言うのが難しい話なのかもしれない。
事実、IFAと思って接していたのに、IFAではない会社と接していて痛い目に遭ったと言う人もいたりする。
無資格で営業している人がいたりするのだ。
IFAであるのなら、金融庁や保険業を管理監督する機関に登録されていなくてはならない。
例えば香港であれば、香港金融庁であるSecurities & Futures Commission of Hong Kongや政府直轄で保険業を管理監督する香港保険業監管局=Hong Kong Insurance Authorityに登録されている会社がIFA=正規代理店となる。
☆香港金融庁 ⇒ Securities & Futures Commission of Hong Kong
☆香港保険業監管局 ⇒ Hong Kong Insurance Authority
こうした機関に登録されているかを確認する必要がある。
英語や広東語のサイトになっているので、確認の仕方が分からなければIFAと思われる会社に直接問い合わせてみれば良い。
IFAであれば、登録番号などを教えてもらえる事だろう。
こうした質問に対して詭弁をふるって登録は必要ないと言ってくる会社や個人がいたりするが、普通に考えれば登録が必要か不要かは判断できるはずだ。
登録不要と言っている会社はどこかのIFAのネットワークに入っているはずで、情報が間接的に伝わるので間違った情報を聞いてしまう可能性が高い。
また、サポートも遅く杜撰になるので、契約後も安心できない。
本来、契約もアフターサポートも正規代理店であるIFAの責務となるのだが、このようにどこかの誰かに丸投げしてしまうIFAもあったりするのだ。
そうしたIFAはもちろん選択すべきではない。
自社で直接クライアントと向き合って対応してくれるIFAを選ぶ事が重要なのだ。
これこそが、オフショア投資の世界ではIFAの選定が最重要と言われている理由なのだ。
だが、実際にはネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングのような体制にして活動しているIFAが多い。
特に日本市場ではそのような傾向が強い。
こうした体制にしていると、薄く狭い情報しか伝わってこないので、自分自身が本当に契約したい商品に出逢えない可能性がある。
また、間に入ってくる紹介者や仲介会社は半ば強引に契約を進めてくる傾向にあるので、注意が必要だ。
そして、アフターサポートなどには興味を持たないので、結果的にクライアントが困ってしまう。
オフショア金融センターには日本は無い優れた商品が多くあるのだが、自分に合致した商品を契約しなければ意味がなく、長期契約になるので、アフターサポートがしっかりと受けられる体制でなければ満期まで完遂することが困難になってしまう。
その為に、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選択して、直接契約する事が重要となってくる。
ネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングと聞いて気持ち良く思う人は少ないだろう。
だが、知らず知らずのうちにそうした階層に入ってしまっているかもしれない。
IFAと直接繋がっておく事が重要なので、ネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングの階層に入ってしまっていると感じたら、直ぐにIFAを移管(変更)することを考えるべきである。
IFAの移管は現在契約しているIFAに特に連絡する必要はない。
これからお世話になりたいIFAを見つけてきて、そのIFAにお願いすれば、手続きを進めてくれる。
IFAの移管は紹介者や仲介会社にとっては腹正しい事かもしれないが、そもそも、こうした人たちのやり方が問題なので、悪びれることなく移管を進れば良い。
尤も、海外の金融商品を契約する事は20世紀末の金融ビックバンで解禁されているのだが、勧誘や営業などの取引行為を行う事は金融商品取引法で禁止されている。
購入するのは問題なく、販売側が規制されているのである。
つまりは、紹介者や仲介会社は法律に抵触する可能性が高い。
契約する事は問題ないのだが、コンプライアンス的に問題がある人達とは距離を置かなければならない。
オフショア投資商品の契約は海外にあるIFAに直接連絡して契約するのが原理原則。
日本人スタッフがいるIFAもあるので、そうしたIFAに直接連絡して、お世話にならなくてはならない。
間違った契約をしていると日々不安でしかないが、正しく契約する事で、日々穏やかに生活ができ、資産価値は大きくなっていく事だろう。
⇒ ご質問やご相談、IFA=正規代理店選定でお悩みの方はこちらから。
コメント