2024年7月3日に発行される新日本銀行券。
新紙幣が発行されたら旧紙幣はいつまで使えるのだろうか?
明治18年発行の旧壱円券も日本国内では法的に使用可能!
もちろん、渋沢栄一の肖像画の新一万円札が発行されたからと言って、福沢諭吉の一万円札がそのタイミングで即使用できなくなる訳ではない。
ランニングチェンジしながら…と思う人が大多数のように感じるが、日本銀行のホームページを見ると、かなり昔の紙幣(日本銀行券)や硬貨(貨幣)も法的に使えるようになっている。
最も古いものであれば、明治18年(1882年)の旧壱円券も使用できるようだ。
ただし、旧壱円券をお店で出しても店員に渋い顔をされて拒まれてしまう事だろう。
法的に使える事を説明すれば納得してくれる店員もいるかもしれない。
店員ではなく、お店のオーナー権限になりそうな話だ。
旧壱円券は日本国内で初めて製造された近代的なお札であり、状態の良い旧壱円券であれば古物商などで数万円で取引されるそうだ。
旧壱円券で支払いをしたら、旧壱円券と1円硬貨をこっそり交換して自分のものにしてしまう店員がいてもおかしくはない。
古物商のサイトを見ると1万円近い金額で取引されているようだ。
その価値は約1万倍!
元の価値が1円だからなのかもしれないが、もっと価値があっても良いように感じるのは私だけだろうか?
海外で使用できる紙幣(日本銀行券)は限られる!
日本で使用できる紙幣(日本銀行券)や硬貨(貨幣)は財務省のホームページで公開されており、思った以上に古い紙幣や硬貨も使える事が確認できた。
だが、これは日本国内の話であり、海外では話が異なる。
先ず、海外の銀行などの金融機関や両替商で他国の硬貨を受け入れてくれる事はほとんどない。
対応してくれるのは紙幣だけとなるのが一般的だ。
なので、最近では日本の空港にガチャガチャが設置されていて、出国間際に硬貨を使ってもらうようなビジネスが展開されている。
ナイスアイデアだと思う。
また、旧紙幣全てを受け入れてくれる事はなく、とあるデザインの紙幣だけの扱いになる事がほとんどだ。
今は多くの国で福沢諭吉紙幣が日本の一万円札として認識されているが、渋沢栄一の一万円札が発行されれば、どこかのタイミングで渋沢栄一の一万円札が日本の一万円札として認識され、福沢諭吉紙幣は扱われなくなると予想する。
私が2019年12月に韓国に行った際、2004年に米国に行って余っていた100ドル札から韓国ウォンに替えようと街中にある両替商でお願いしたら拒否された経験がある。
2013年に100ドル札のデザインが変更になっていて、2004年に私が入手した100ドル札は旧紙幣となっていて扱ってくれなかったのだ。
この旧紙幣は仁川国際空港の免税店で使用可能であった為に事なきを得たのだが、旧デザインの紙幣は海外ではいつまで使えるか分からない事を頭に入れておいた方が良いだろう。
ちなみにだが、台湾には対処ができずに困っている大量の旧一万円札が眠っているそうだ。
M資金と呼ばれているが、GHQが日本を占領していた時に日本で接収した財産などの事を言う。
時代が経てば経つほど海外では両替がし辛くなっていく。
コンテナ数台分の旧日本紙幣があるようだが、今では台湾で両替できる場所がどこにもなく、日本に持ち込もうにもその源泉を聞かれると回答できないので処理できないようだ。
何も出来なければ紙幣はただの紙切れとなってしまう。
このM資金を日本の現行紙幣や資産価値のがある何か変えれたり、問題なく銀行口座に入金できるようなスキームを持っている人がいれば、その手数料だけでかなりの金額を手にする事ができるだろう。
それだけ、旧紙幣の扱いは大変なのである。
時代が古ければ古いほど、量が多ければ多いほど対応は困難になっていく。

タンス預金・福沢諭吉紙幣を大量に保有している人は早めに対処しておいた方が良い!
以上のような事から、タンス預金を大量に隠し持っている人は早めに対処した方が良い。
だが、福沢諭吉紙幣をそのまま渋沢栄一紙幣に変えても何の意味もない。
意味がないどころが円の価値が落ちている今、福沢諭吉紙幣にしても渋沢栄一紙幣にしても、置いているだけでは資産価値が目減りするばかりである。
コロナ禍後半から始まった円安トレンドで日本円の力が落ちている事を実感している人が多いだろう。
日本に住み日本で収入を得ている人が日本で日本円を貯め込んでいるのはリスクを貯め込んでいるようなものである。
また、物価高騰に苦しめられている人も多い。
それでも、世界のインフレ率と比較したら日本のインフレ率はまだまだ低い。
このインフレ率の差も日本の経済力が落ちている事を表している。
とは言え、世界は繋がっているので日本もいつ世界的なインフレーションの波に飲まれるか分からない。
日本円を放置していると、その資産価値は落ちていくばかりなので資産価値が上がる場所や方法で資産保全や資産運用をしなくてはならないのだ。
日本円リスクでの資産逃避やインフレ対策での資産運用を考えなければならない。
即ち、タンス預金などで日本の紙幣を大量に持っている人がいたら、海外に資産移転・資産逃避させて資産価値向上を図った方が良いという事だ。
価値が激減している日本紙幣を持つよりも、海外の然るべき場所にお金を置いていた方が資産は保全されて資産価値は高まっていくはずだ。
ただし、海外の金融機関が福沢諭吉紙幣から渋沢栄一紙幣への取り扱いにいつ変更するかは全く分からないので、行動を急ぐしかない。
⇒ ご質問やご相談等はこちらから。
資産逃避(資産移転)・資産保全・資産価値向上ができる商品の一例!
具体的に海外への資産逃避(資産移転)や資産保全・資産価値向上をする方法はあるのだろうか?
一つの例として、海外にある保険商品を活用する方法が挙げられる。
サンライフ香港社が提供している貯蓄型保険商品SunJoy Globalなどが活用できる。

この商品は日本にいながら契約できるスキームがある。
また、保険料の支払いは銀行送金やクレジットカードでの引き落としも可能だが、現地の窓口で現金入金にも対応してもらえる。
タンス預金を大量に保有している方は日本の金融システムを活用するのを嫌がる傾向にあると思う。
そうであれば、現地の窓口で現金入金するしかないが、残念ながら日本円では対応してもらえないので両替が問題になる。
どこかでスムーズに米ドルに両替できるうちに対応しておかなければならない。
窓口で現金入金できるのは1証券につき年1回までで、1回当たり5万米ドルまでとなっている。
大量のタンス預金や余裕資金がある場合は複数の証券を契約したり、支払年数(回数)を増やすなどの戦略が必要となってくる。
この貯蓄型保険商品は長期的に見ると利回り6~7%で複利運用され、以下のようにリターンがシミュレーションされている。
◆10年目:140%
◆15年目:191%
◆20年目:279%
◆25年目:394%
◆30年目:551%
リターンの大きさに驚くが、これこそが複利の強さである。
インフレーションにも戦えるだけの力を持った商品だ。
このように、こうした商品を活用すると資産逃避(資産移転)・資産保全・資産運用が可能になるのだ。
また、この商品はそれだけではない特徴も併せ持っている。
それは、契約者や被保険者を何度も変更できる点である。
契約者は18歳以上からとなるが、お子さんやお孫さんに名義を変更していく事で、資産承継を行えるのだ。
証券は分割する事も可能なので、お子さんやお孫さんの人数に合わせて分割する事で争族とはならずに平和に相続できるようになる。
つまりは、この商品を活用する事で資産逃避(資産移転)・資産保全・資産運用が行えるだけでなく資産承継までを視野に入れる事ができるのだ。
こうした海外の保険商品は、保険会社が直接クライアントを受け入れてくれる訳ではなく、IFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
海外の保険商品なので日本にはIFAは存在しない。
ただし、日本人スタッフがいる海外IFAもある。
タンス預金は余裕資金の対処方法に困っている方は、日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富で、資産移転や資産保全の方法に詳しいIFAに直接連絡してみてもらいたい。
どのようにタンス預金や余裕資金を対処していくかを、先ずは相談してみれば良いと思う。
⇒ ご質問やご相談、海外保険の正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
コメント