日本ではブローカー(仲介人)が悪い印象を持たれるのは何故だろうか?海外オフショア籍の保険商品・金融商品の場合はそもそも違法だが…

不動産

ビジネスにおいて「ブローカー(Broker)」と呼ばれる立場の人がいる。

日本語にすると「仲介人」。

売買の間に入って両当事者の取引を成立させる為に斡旋したりアドバイスしたりする人を指す。

日本ではこうしたブローカーは毛嫌いされる傾向にあるが、海外では立派に成り立っている職業である。

日本と海外で何故ブローカーの印象はここまで大きく変わるのだろうか?

日本でブローカーが嫌われるのはその場しのぎで知識が乏しくサポートも適当だからでは?

ブローカーと聞くとまず第一に思い付くのは、有価証券(株式、債券etc)や不動産の売買取引の間に入って仲介する人や組織ではないだろうか?

金融業界で良く使われる言葉だと思うが、金融業界に限らず色々な業界で人と人、企業と企業、企業と人を繋ぎ合わせる立場になってビジネスを行う人が一般的にブローカーと呼ばれている。

海外でこうしたブローカーが成り立つ理由として、2種類のタイプに層別されるようだ。

一つは繋ぎ合わせるものの、細かなお膳立てやフォローは何もしないパターン。

ブローカーであれど手間は掛けない。

繋いだ後は紹介した両社(両者)が良い仕事になり、ブローカーにも紹介料が入ればオッケーというドライな考え。

アメリカなどはこうしたブローカーが多いそうだが、ドライな考えだからこそ成り立つやり方なのかもしれない。

日本でこうしたやり方をするブローカーがいたら、手数料目的と言われて嫌われる事だろう。

ただ、賃貸の不動産斡旋などはこうした形に近いと思う。

もう一つは、お膳立て(セッティング)からしっかり行い、ただ繋ぎ合わせるだけでなくアフターフォローまでお世話するパターン。

こちらのパターンは根回しをきちんと行ったり、長い付き合いを好む日本向けのやり方に感じるが、実際にここまで徹底して対応するブローカーが日本には少ないのだと思う。

やらないなら徹底してやらない、やるなら徹底してやる、と言うどちらかのスタンスがブローカーの必須要件なのかなと感じる。

 

海外オフショア籍の保険商品や金融商品で紹介者や紹介会社として間に入るのはブローカーと言えるが、まともに立ち振る舞えないブローカー!

海外オフショア籍の保険商品や金融商品は契約からアフターサポートまでをIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が行う事になっているが、IFAとクライアントの間に入ってくる紹介者・紹介会社の存在があったりする。

こうした人たちも所謂ブローカーと言えるだろう。

だが、こうしたブローカーで良い話を聞くことはほとんどなく、クレームに近い話はとても多く耳に入ってくる。

中途半端なんだろうなと感じる。

ドライな形で繋ぎ合わせて、後はお任せというケースはほぼない。

それは何故なら、IFAが紹介者や紹介会社にサポートまで含めて全てを丸投げをしているからだ。

なぜかIFAは丸投げしているのに、紹介者や紹介会社に仕事を擦り付けている。

紹介者や紹介会社がブローカーとなりサポートも行うのなら、徹底的に行わなければならないはずだが、そのように親身になってサポートしてくれる紹介者や紹介会社はほとんど存在しない。

金融知識や責任感がある訳でもないので、サポートも中途半端な立ち位置になってしまうのだ。

最悪なケースはサポートを投げ出してしまい、連絡が取れなくなってしまう。

これではクレームが入っても仕方ない。

また、契約当初から解約や満期まで徹底的にお世話をするかと言われれば、そうしたケースもほとんど見られない。

こちらも金融知識が乏しいので最初の時点からかみ合わない事が多い。

契約途中で自分の考えや予算に合わない商品を案内されたと憤慨するクライアントもいる。

金融商品を案内できるだけの知識が無いので、上手く保険商品とクライアントを結ぶ付けられないのだ。

そうした歪んだ関係性になる事がほとんどなので、長期に亘る契約で解約や満期までサポートをしてくれる紹介者や紹介会社がほとんどいないのが現実となっている。

そして、紹介者や紹介会社は逃げるように連絡が付かなくなるケースもあるのかなと思う。

ドライな関係性、もしくは最初の根回しから契約最後までの徹底的なお付き合いをする、どちらの側面から見ても中途半端な立ち位置になってしまうのが、オフショア籍の保険商品・金融商品の紹介者・紹介会社なのかなと感じる。

これでは真のブローカーとは言えない。

 

海外オフショア籍の保険商品や金融商品のIFAもブローカーと言える!契約当初から満期までお世話してくれるIFAを探し出せ!

海外オフショア籍の保険商品や金融商品の場合、保険会社が直接クライアントを受け入れている訳でなく、IFAと呼ばれる正規代理店が契約からサポートまでを請け負う事になっている。

なので、そもそもIFAとクライアントの間に入ってくる紹介者・紹介者は存在は不要なのである。

紹介者・紹介会社と呼ばれるブローカーはとても評判が悪いのだが、意味もなく不要な存在を間に挟む理由は何もない。

それ以前に、日本の金融庁に登録されていない保険商品や金融商品は日本国内での取引行為(勧誘・営業・契約etc)が禁止されている。

それ故、海外オフショア籍の保険商品や金融商品の場合、日本国内で紹介者・紹介会社などのブローカーは法的に成り立たない事を知っておく必要があるだろう。

つまりは、紹介者や紹介会社がブローカーとしての立ち位置で業を行っていたら違法となるのだ。

これは金融商品取引法によって規制されているのだが、販売側を規制しているだけである。

購入側としては海外にあるIFAに直接連絡して契約を行えば問題ない。

(生命保険の契約には保険業法も絡んでくる。)

なので、海外オフショア籍の保険商品や金融商品に興味がある場合は、IFAに直接連絡するのが原理原則となる。

金融知識・法的知識に優れ、サポート力があるIFAを選定して、そうしたIFAに直接連絡しなくてはならないのだ。

海外の保険商品・金融商品なので日本国内にIFAはないのだが、日本人スタッフがいるIFAもある。

そうしたIFAで日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選ぶ事が重要となってくる。

こうやって考えると、IFAも保険会社とクライアントを結び付けている訳で一種のブローカーと言える。

日本人の特性や長期契約となる保険商品や金融商品の特性から考えると、ドライなブローカーではなく、契約当初から満期まで面倒をみてくれるタイプのブローカーの方が良いはずだ。

契約やサポートを紹介者や紹介会社に丸投げするIFA(ブローカー)ではなく、責任感持ってクライアントと自ら向き合ってくれるIFA(ブローカー)にお世話になる事を推奨したい。

紹介者や紹介会社の場合、金融や商品の知識が浅く狭いので限定された商品しか案内されない事も多い。

しかし、多くの保険会社と提携して金融知識にも長けているIFAであれば、選択の幅がより広がる。

そうしたIFAに直接連絡して、ご自身の予算や考えに合った商品やスキームを案内してもらうところから始めてみれば良いと思う。

シミュレーションを見せてもらえば、商品理解はより深まるだろう。

サポートもIFAと紹介者・紹介会社ではレベルが異なる。

紹介者や紹介会社はサポートを請け負うものの、あまりお金にならないサポートに興味を持たない人が多い。

だが、クライアントの事を親身に考えてサポートしてくれるIFAの場合は契約後も安心できる。

 

ブローカーと言うある意味特殊な単語を絡めて海外オフショア籍の保険商品や金融商品の契約方法やアフターサポートについて解説してきたが、難しく考え事無く単純に考えれば、無駄に紹介者や紹介会社を挟まずに直接IFAを結びついている方が良いと気付く事だと思う。

 

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