なか卯が牛丼の提供を明日2014年2月12日で終了するようだ。
「牛丼」の終了後は「牛すき丼」の提供を始めるらしい。
「牛丼」と「牛すき丼」、似たような感じだが・・・
なか卯の牛すき丼、エリンギ、豆腐、白滝、白ネギなどをすき焼き風に煮込んだものをドンブリとして提供するらしい。
昔、吉野家が似たような商品を提供していたと記憶している。
価格も牛丼並盛り290円から牛すき丼並盛り350円とアップする。
この決断、果たして吉と出るか凶と出るか?
しかし、決断しないといけないのであろう。
牛丼と言えば吉野家(よしぎゅう)が代名詞であったが、なか卯以外にも、松屋、すき屋などのチェーン店が乱立し、1990年代後半よりデフレも相まって価格競争が激化した。
その昔、牛丼並盛り400円が普通であった。
現在の主なチェーン店の価格を比較してみると以下の通り。
屋号 | メニュー名 | 価格 |
吉野家 | 牛丼 | 280円(並盛) |
松屋 | 牛めし | 280円(並盛) |
すき屋 | 牛丼 | 280円(並盛) |
なか卯 | 牛丼 | 290円(並盛) |
280~290円の価格帯。
アベノミクスアベノミクスと騒いでいる中、牛丼チェーン店もスタッフへの給料を配慮しなければならないだろう。
そして景気に関係なく、最低時給は上がる一方。
世間がアベノミクスで浮かれている中!?、価格転嫁を図ったと考察する。
しかし、単純に価格アップすれば消費者の批判もあり、メニュー変更に打って出たはずだ。
他社も追随する可能性は大きい。
最近では、牛丼チェーン店と言えど、各社様々なメニューを提供している。
牛丼だけが安価に提供されているが、その他のメニューはそれなりの価格となっている。
牛丼チェーン店が自ら仕掛けた牛丼価格競争、結果として牛丼チェーン店からの脱却を余儀なくされるとは、とても興味深い。