「人生は死ぬこと以外はかすり傷」3月は自殺対策強化月間

日本社会

毎年3月を内閣府は「自殺対策強化月間」としている。

毎年3月が1年で一番自殺者が多い為らしい。

3月に自殺が多いのは学生ではなく経営者?

毎年3月と言えば、学生にとっては旅立ちの季節。

友と別れるのは辛いだろうが、新たなスタートに心躍っていることだろう。

学校や学年、クラスが辛かった人も心機一転できる。

学生が3月に自殺するとは思えない。

サラリーマンも3月〆だと厳しい時期かもしれないが、そこまで苦になる話ではないだろう。

考えられるのは経営者か?

12月〆であれば、2月までに納税しなければならない。

3月〆であれば数字が決まる苦しい月である。

景気と自殺の関係性

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自殺者数の推移(自殺統計)内閣府HPより

内閣府が発表している自殺者数をみると平成10年(1998年)頃から自殺者数が跳ね上がっている。

バブル崩壊後、数年が経ち景気の悪さが世の中に蔓延した頃である。

就職率の悪化が顕著になった頃でもあり、日本社会全体がマイナス思考だった。

景気と自殺者の関係性があるかないかと言えば、関係あるはずだ!!

お金周りが苦しくなると生きていて楽しくないかもしれないが、

「未来はそんな悪くないよ。ツキを呼ぶには笑顔を見せること」
(AKB48 「恋するフォーチュンクッキー」より)

自殺者数軽減対策

内閣府は3月を自殺強化月間と銘打っているが具体的に何をしているかは全く見えない。

声掛けだけだろうか?

社会に対しての絶望が自殺を誘因していると思う。

事業に失敗してもやり直せる強い気持ちがあればネガティブに死ぬことを考えずにポジティブに次なるビジョンを考えるだろう。

若いころの失敗は何度でもやり直せるというが、いくつになっても同じことではなかろうか?

セーフティネットを作るばかりが正解とは思わないが、再チャレンジできる社会にしていく必要はある。

自殺者数の推移をみれば平成21年(2009年)頃から減少に転じている。

この要因を内閣府は掴んでいるのだろうか?

単なる景気の流れにしているのであれば、内閣府の存在価値が問われるだけである。

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