サンライフ香港(Sun Life HK)から2021年に上市された終身型生命保険ジェネレーション2(GenerationsⅡ)、日本では到底設定できないような商品設計がされている。
死亡保障額に対して安価な保険料で契約できるようになっているのが特徴で、富裕層向けの相続対策商品と言える。
富裕層向け対策商品としては米国パシフィックライフ社のユニバーサルライフ商品が有名だが、この2つの商品を比較してみて、契約するならどちらが良いのかを考えてみた。
相続対策型商品を提供しているパシフィックライフ社とサンライフ社の商品比較!
サンライフ香港社から上市されたジェネレーション2はホールライフ(Whole Life)商品となっている。
年齢や性別、健康状態などにより確定死亡保障額に対しての支払い保険料が決定してくる。
終身型生命保険となっているが満期は設定されておらず、長く生きれば生きるほど確定死亡保障額に運用分が上乗せされていく仕組みの商品だ。
長生きすればするほど、支払った保険料に対して受け取れる死亡保障額の割合が増えていく。
確定されている死亡保障額に対しても安価な保険料で契約が可能だが、それだけでなく、運用により年々死亡保障額が上乗せ増加していくので、長生きすればするほど費用対効果が良くなる特徴を持っている。
確定の死亡保障額は50万USD以上からとなっているが、55歳以下で死亡保障額300万USDまでは健康診断は不要(自己申告)となる。
また、契約そのものも海外に渡航する事無く行えるので、55歳以下であれば、日本にいながら契約ができる商品となっている。
一方、パシフィックライフが提供するユニバーサルライフ型の生命保険は柔軟にカスタマイズして、死亡保障額に対しての支払い保険料が設定できるようになっている。
例えば、100万ドルの死亡保障額に対して20万ドル程度の支払い保険料にする事も可能だが、その場合は満期が早くやってくる可能性が高い。
運用が上手くいかずに保険証券のキャッシュバリューが足りなくなってしまうと、思った以上に早く保障が無くなってしまう事もあり得る。
(要は、支払い保険料を安くすると満期が短くなり、支払い保険料を高くすると満期が長くなるイメージ。)
もちろん、追加投資する事も可能だが、安くできる一方で先が読み辛いというリスクもあるのだ。
また、契約は米国内で行う必要があり、米国内での健康診断も必須。
ハワイに渡航するケースが多いようだが、健康診断の結果、契約不可と宣告されるケースもある。
収入などの資産証明や米国との関係性の証明、LCCの設立が必要だったりと、骨が折れる事も多い。
このように考えると、100万USD以上の死亡保障額が必要で相続対策で生命保険を契約したいのであれば、Sun Life香港社を選択した方が良さそうだ。
【相続対策型生命保険の比較】
サンライフ香港社 | パシフィックライフ社 | |
保険タイプ | ホールライフ | ユニバーサルライフ |
満期償還 | 終身 | 設定による |
最低死亡保障額 | 50万USD | 100万USD |
契約地 | 日本から可能な方法あり | 米国内必須 |
健康診断 | 55歳以下で 確定死亡保障額300万USD以下なら 自己申告でOK |
米国内必須 |
どちらが良いか、自分にはどちらが合っているかを具体的に知りたければ、サンライフ香港社とパシフィックライフ社の両方の保険会社と提携している正規代理店に直接連絡して聞いてみてもらえればと思う。
また、サンライフ香港にはもう少し安価に契約できる貯蓄型生命保険もある。
パッケージ化された商品になるが、契約のハードルは下がる。
日本人スタッフがいる正規代理店もあるし、長期契約になる商品なので、サポート力に長けている正規代理店を選定して、ご自身にあった商品について直接聞いてみる事をお勧めしたい。
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