債券には大きく国債と社債がある。
日本にいれば一番目にするのが日本国債。
日本の経済状況からして、日本国債の利回りは高くなければリスク・リターンが合わない。
1,000兆円以上の債務残高があり、それは対GDP比で240%以上。
借金まみれの国にお金を貸すのだから、それなりのリターンを求める必要がある。
しかし、日本国債の長期利回りは1%強。
はっきり言って、
日本国債は買ってはいけない。
日本国債に紐づけられた金融商品も買ってはいけない。
皮肉なことに日本国債の多くは、日本国内で買われているのが現状。
社債も証券会社で扱われている。
社債を購入するには、会社の財務状況とその利回りを慎重に吟味する必要がある。
完全なるプロフェッショナルな投資法だ。
個人投資家が証券会社で手にできる高利回り社債はほとんどないだろう。
外国債で安全性の高いものも存在する。
どこでどのように外国債を手にするかが重要だ。
間違っても日本の銀行や証券会社で取り扱われている外国債を購入してはいけない。
仮に利回りが良くても、手数料や税金で利回りがかなり削られる。
(外国債に限った事ではない)
外国債を手にしたければ、海外の銀行や証券会社などで購入できる方法を探らなければならない。
国債はローリスクの投資と言われる。
ローリスクな投資であっても、ハイリスクな国:日本で投資をしていては意味がない。
そして何よりローリターン。
安定的に投資をしなければならない資産があるならば、先ずはその資産を安全な場所に移すことから考えるべきである。
安全な場所で安定的な投資を行えば、資産は防衛される。
投資、資産運用からイメージされるものは、以下に資産を増やすか?だが、それ以上に
資産を防衛することが重要である。