投資の中で一つのステータスと思ってる人が多いかもしれない「不動産投資」。
しかし、日本は不動産投資をする環境ではない。
不動産投資はインカムゲインが目的の人が多いと思う。
インカムゲインであろうとキャピタルゲインであろうと、住み手、買い手がいるかどうかが問題。
インカムゲインであれば入居者、キャピタルゲインであれば買い手となる。
土地にしろ箱(家、マンション)にしろ、供給過多。
日本の人口推移を考えれば、それは明らかである。
(総務省ホームページより)
日本の人口は2010年頃にピークアウトしている。
今後の人口は右肩下がりに減少する。
即ち、必要住居数も減っていく。
3世代家族 ⇒ 2世代家族 ⇒ 核家族 ⇒ 一人暮らしとなっているので単純に減少はしないだろうが、必要住居数が増えることは考え辛い。
局所的に人口が集まる場所はあるが、それを見極めるのは難しい。
東京?沖縄?それとも老人ホーム?
仮に旨みのある不動産があったとしても、末端の個人投資家には回ってこないだろう。
利益性のある不動産があれば、不動産会社が銀行に借金してでも自分たちで運営するはずだ。
不動産投資は銀行にお金を借りてレバレッジを掛ければ良いと言うが、不動産会社も同じ事を考えている。
個人投資家が不動産会社に勝てる訳がない。
自分が不動産会社の社長になったつもりになれば、自ずと答えは出るはずだ。
世界人口を見れば右肩上がりで上昇中。
世界全体を見渡せば不動産投資に最適な地があるだろう。
しかし、各々の国での法律、不動産管理など問題に対処できるだろうか?
世界の不動産投資に対するアドバイザー、コンサルタントは多数存在する。
彼らも日本での不動産会社と同じ立場である事を理解しよう。
多くの情報が流れている不動産投資、そんなに簡単なものではない。