投資の基本、株式投資。
会社の経営の為に、出資するのが本来の意味・意義。
配当や株主優待目的で株主優待を考える人も多いようだ。
多くの年配者が苦しんでいることを考えれば、この戦略があっているかは明快であろう。
現代社会で何十年も安泰な企業は数少ない。
「投資」として株価上昇により利益を求める人が多いのも現状。
日本の会社の株価は、会社の業績に関わらず日本経済全体に引っ張られる傾向が強い。
日経平均株価が上がれば、個々の会社の業績とは関係なく株価も上がる。
日経平均株価が下がれば、個々の会社の業績とは関係なく株価は下がる。
余程の事が無ければ、日経平均に反して個々の株価が動く事はない。
日経平均株価は多くの国民の給料と比例している事だろう。
景気が良ければ日経平均株価は上がる。
景気が良ければ給料・ボーナスも増える。
景気が悪ければ日経平均株価は下がる。
景気が悪ければ給料・ボーナスも下がる。
「たまごは一つの籠に盛るな」
投資における格言である。
投資先は分散させろと言う意味。
たまご(=資産)は異なる籠(=投資先)におかなければならない。
リスクマネジメントである。
日本経済の下、日々働き給料を得ている人が日本の株式投資に興じるのは、実は資産の獲得場所と資産の置き場所が同じであることを意味する。
これは「たまごを一つの籠に盛っている」のと同じでリスクが大きい。
一番やってはいけないのは、自分が働いている会社の株式を購入する事。
会社にもしもの時があれば、全てが飛んでしまう。
リスクが大きすぎる。
日本経済の下で働いているのであれば、日本経済から離れたところに資産を置き、運用を行わなければ、リスクを回避した事にはならない。