FX、簡単に勝てるものではない。
1998年の金融ビッグバン以降、FX会社が乱立するようになった。
2005年の円安時に急激にブーム化された。
資産を激減させている人が多いせいか、金融庁はレバレッジ規制を仕掛けている。
FX とは外国為替証拠金取引の事。
言葉の通り、証拠金を担保に為替の差益で損益が決まる。
証拠金により取引が出来る為、レバレッジを効かせられる。
自己資金の数百倍の為替取引を行えた。
先物取引には恐怖を覚えるが、FX にハマる人は少なくない。
(追証をしなければ大丈夫という発想?)
この中毒性に危機感を感じ、金融庁がレバレッジ規制を考えたのだろう。
現在のレバレッジは25倍まで。
決して25倍であれば大丈夫という訳ではない。
FXで勝てる人は5% と耳にする。
実際には5% もいないのではないだろうか。
短期的には勝ってる人を見かけるが、継続的に勝っている人をほとんど知らない。
毎日相場を見ているディーラーさえも安定的に勝てる世界ではない。
世界で1日に何兆円と動いている為替相場で、個人投資家が勝てるほど甘くはない。
確率論的にも負ける勝負。
スプレッドが小さくなっているとは言え、勝率が5割を超える事は100%有り得ない。
ルーレットで緑(0)があって、勝率が5割を超えないことはわかっていても、FX になるとそうした考えを忘れてしまう。
冷静さを欠いてしまうのがFX だ。
スプレッドも狭くなったが、スリッページがあるのも現状。
日本円だけを所有するにはリスクがあるので、通貨を分散する考えは正しい。
それであれば、海外に銀行を持つべきだ。
日本でFX をしても、最終的には日本円に戻さなければならない。
これでは全くリスクヘッジになっていない。