2014年もあっという間に1ヶ月が過ぎ去っていった。
2014年の日経平均株価は、16,147円でスタートして、1月31日は14,914円でクローズ。
8%近い下落だ。
NYダウなど世界中の株価が下落しており、日経平均株価も世界の流れの中にある。
さて、1ヶ月経ったところで・・・2014年の株式相場、日経平均株価は上がるのか?下がるのか?
とある本屋に平置きされていた本。
3万円を煽る本と9,000円割れで危機感を持たせる本が並列で並べられている。
蛇足だが、こんな本が2冊並べられて置いていたら、本の売り上げが下がるだろう。
どちらを購入すればいいか迷うだけ。
本屋のマーケティング的にはどちらかを購入するように仕向けなければならない。
本屋の意図が、この2冊の売り上げを見て国民の心理がどちらにあるのかを図りたいのであれば秀逸だが、基本的には両方の売り上げが下がるはずだ。
3万円は、2013年の倍近くになることをイメージしているはずだ。
「3」はマジックナンバーとも言われているので、細かい数字を設定せずに3万円で印象付けているのだろう。
9,000円割れは自民党が政権を奪回する直前に9,000円を割っていたので9,000円を意識させていると思う。
これもマジックナンバー「3」の3倍を意識させている。
マーケティング的な話になってしまったが、人間は「3」を強く意識するようだ。
アメリカや日本で人気があるスポーツ、野球は「3」の倍数の塊。
2冊の本の著者も精神的な壁として3万円や9,000円を用いている部分はあると思う。
実際に株価がピッタリと当たる事は神様でもなければ難しい。
こうして出版するのであるから、上がるか下がるかだけは当ててほしいと願う。
この2冊はどちらかが外れる可能性が高い。
当たった場合は大々的にアピールするものの、外れた場合もシレっとしていられるのが日本の経済学者!?
一旦9,000円割れしてから、3万円を回復するジェットコースターのような相場となったら、両方とも「当たった」とアピールするだろう。
そんなこと誰も求めていない。
ちなみ私の予想は・・・わかりません。
神様じゃないので予想しない主義である。
予想したところで、そこに単純に資産を投じるのはギャンブル・投機であると考えている。