政府から発表される景気動向指数などの分析、考察だけでなく、様々な角度から景気の動向について考える。
物価高騰の色々/ディマンドプル・インフレとコストプッシュ・インフレ!日本は景気停滞・不景気進行でのスタグフレーション!?
物価上昇には良いインフレと悪いインフレがあると言われるが、それはディマンドプル・インフレとコストプッシュ・インフレである。日本の置かれた状況はどうだろうか?日本は不況でありながらインフレとなっていて、苦しいスタグフレーションに陥っているはずだ。
物価が上昇すると困る人が大過ぎる日本!高齢者=年金生活者は好景気を望まず選挙や政策に影響を及ぼす!?
日本には4,000万人以上の年金受給者がいるが、彼らは物価上昇やインフレを望んでいない。イコールで考えれば、景気が上向く事も好まない。人口が多く投票率が高い世代となるので、投票数を稼ぎたい政治家に意見は反映されて選挙にも影響を及ぼす。日本の未来は大丈夫だろうか?
物価上昇に伴い金利が上昇すると困る人が大過ぎる日本!金利を簡単には上げられないので円安ドル高が進んでいく!
円安ドル高が進む大きな要因の一つに日米の金利差がある。アメリカが政策金利を上げたならば日本も追随していけばいいのでは?と思うかもしれないが、給与水準が上がらない日本で金利を上げると、ローン返済などで苦しむ人が多発するので、簡単な話ではない。
有事の円買いから日本円リスクへと流れは変わっている!円安対策&インフレヘッジへの備えを急げ!
数年前までは有事の円買いと言われ、世界的な事件や事故の際は日本円が買われていた。だが、ロシアのウクライナ侵攻ではそうした動きはなく円安に。インフレも含め、日本円だけを持っていると日本円リスクに襲われるので対処が必要だ。
海外オフショア投資で為替リスクを考えすぎる人がいるけど日本円リスクは考えないの?資産逃避・分散投資のすゝめ!
海外積立投資商品やオフショア保険商品の契約を迷っている人の中で過度に為替リスクを気にする人がいる。もちろん為替リスクはあるのだが、それ以上に日本円リスクの方が大きいと思う。日本に住んでいて日本で日本円を貯め込むのは日本円リスクが増すばかりである。
世界中の銀行で人員削減が顕著になる!?マイナス金利や景気減速でコストダウンを進めている!
欧州の銀行でマイナス金利や景気減速に対するコストカット策として人員削減が進められている。日本も同じような状況にあるはずだ。マイナス金利や景気減速は銀行のせいだけではないが、クライアントへの影響を最小限に抑えてもらえると信頼感が増していく。
日本のマイナンバーカード普及率は14.4%でキャッシュレス決済の割合は約2割!
政府はマイナンバーカードとキャッシュレス化の普及に頭を悩ましているようだ。キャッシュレス化の普及は消費者にとってもメリットがあるが、マイナンバーカードを所有する事は日本国民にとっても本質的なメリットがどこかにあるのだろうか?
リーマンショックから10年…世界が連鎖的に不況・不景気になると東南アジアの高金利銀行は危ない!
サブプライムショックやリーマンショックなど世界的に連鎖するような不況に陥ってしまうと破綻する銀行などが出てくる。米ドル建ての高金利定期預金などを行っている東南アジアにある銀行は危険だ。お金をどこに置くべきがじっくりと考えてもらいたい。
そもそも資産運用・投資をする理由って何?物価変動に対応していかなければ資産価値が目減りする!
今の日本、超低金利時代であり資産運用し辛い環境である。では何もしなくても良いかと言えばそんな事はなく、物価上昇した時に資産価値は目減りしてしまう。対応方法としては海外を活用するのが最適だと考えられる。
政治家は直近の景気刺激策しか興味がない!国に頼らず自ら老後資金を蓄えろ!
自民党の麻生太郎副総理兼財務相は、個人消費を活性化させて景気を上向かせようとする発言を常々している。しかしその反面、社会保障の改善・充実には興味が無いように感じる。日本では、老後資金を構築できない人は長生きするなということなのかもしれない。