新興国の通貨が下落し、米ドルも弱くなっている。
このような時に注目を集めるのが金(Gold)であろう。
金価格が上昇してきている。
年明けからのトレンドは上昇基調だ。
(2014年1月1日より2月14日の金相場Yahoo financeより)
この流れを受けて国内の金取り扱い業者は必死に営業をしている。
しかし、大きな流れでみれば上昇に転じたのか、それともまだまだ下落の流れなのか判断が難しい局面だ。
(2009年からの金長期相場Yahoo financeより)
サブプライムショックやリーマンショック以降、大きく相場が上昇した。
「安定投資の金」であり、「絶対的価値がある金」である為、世界が動乱している時は金への注目が集まる。
現時点で相場が安定していると思えないので、絶対的な価値がある金を所有しておいて問題はないはずだ。
投資は安値で買って高値で売るのが基本戦略。
しかし、そのタイミングはとても難しい。
金を購入するには、
①腹をくくってどこかのタイミングで購入する。
②毎月コツコツと積み立てる。
のどちらかになるであろう。
金を扱う最低金額やその手数料を考えると、②をやるには日本国内では難しい。
また、①②どちらも金の管理を考えると、金を購入すると同時に金庫を買うか借りるかの対策が必要だ。
海外には、金に連動した商品を扱っている銀行が存在する。
気軽にインターネットで売買できるので金の管理に神経をすり減らす事もない。
金の相場が動く事によって喜ぶのは、日本の場合は金の取引業者であろう。
売買が活発になれば売買が増え手数料収入で利益を得れる。
真の投資家は金融機関の餌食にあってはいけない。
金融機関は使うものであって、決して使われてはいけない。