ビール、発泡酒、第3のビールの違いは国税庁との戦いの痕跡

税金

ビール、発泡酒、第3のビールの違いは何かご存知ですか?

原材料と酒税の関係

ビール、発泡酒、第3のビール、呼び名が違うので、もちろん原材料が異なる。

原材料
ビール 麦芽を2/3以上使用
発泡酒 麦芽が2/3以下
第3のビール 麦芽以外の原料(えんどう豆や大豆erc)か、
発泡酒にスプリッツ(蒸留酒)を加えたもの

そして、それに伴ってか?酒税も異なる。

(350ml缶) 実勢価格 酒税
ビール 約220円 77円
発泡酒 約160円 47円
第3のビール 約140円 28円

ニュースにもなって話題となっているのがサッポロビールの「極ゼロ」。

サッポロビールは第3のビールで売り出したが、国税庁が第3のビールとして認めない方向であり、発泡酒に切り替えて再発売。

サッポロビールは既に差額の116億円を追加で納税済。

世界初のプリン体ゼロ、糖質ゼロであり、健康を気にする方に人気で、この第3のビールから発泡酒への切り替えのニュースで注目度が高まり売れるのではないかと思う。

ビールメーカーvs国税庁

発泡酒が増税された2004年、サッポロビールがビールでも発泡酒でもない、酒税の安い第3のビールを開発し、「ドラフトワン」を発売開始。

正に企業努力だが、国税庁は第3のビールの増税に動いた。

世論はもちろんビールメーカーの見方。

しかし現在、国税局が考えている案は、ビールを減税し、発泡酒と第3のビールの増税。

これでビールの販売減少を食い止めると言っているが・・・

国税庁は市場の原理がわかっているのかな?と思う。

商品には高級路線と廉価版があって然るべき。

企業努力も無視するこの考えは釈然としない。

私はビールを増税、発泡酒と第3のビールは減税にすべきと思う。

国税庁の皆さまは、ビールばかり飲んでいるのでしょう!!

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