日本人はオフショアと聞くと、香港やシンガポールをイメージする人が多い。
しかし、世界には多くのオフショア地域があり、金融商品も数多く存在する。
金融でのオフショアは税金の低い場所を意味する
オフショアは英語で書くとoffshore。
単語を分けると、offとshore。
沖の向こうという意味になるが、もちろん日本以外の国全てを指す訳ではない。
制度や文化の異なる海外という意味で使われ、例えばIT分野の「オフショア開発」では、日本より人件費・固定費の安い地域で開発を行う事を意味する。
このように、日本より優位性のある国や地域に対して用いられる。
金融であれば、日本より税金が大幅に低い国や地域を「オフショア金融」と言い、その中の金融商品を「オフショア投資」と呼ぶ。
税金の低い場所を活用する法人は「オフショア法人」と呼ばれると言った感じだ。
金融において香港・シンガポールはオフショア地域であるが、世界にはまだまだ有名なオフショア地域は存在する。
ケイマン諸島などバミューダー海峡に位置する国や地域、欧州のルクセンブルクやマン島も有名だ。
こうした国々の金融商品はその国に行かないと購入できないわけではなく、香港などで購入することもできる。
オフショア間でネットワークがあるというわけでなく、優良な販売会社は優良な商品を抱える。
優良な商品はどこにあるかといえば結果的に世界のオフショアにあるために、優良な販売会社はオフショア商品のラインアップが揃う。
世界の優良な販売会社は日本の金融商品を抱え込んではいない。
何故かと言えば、日本に優良な金融商品が存在していないからである。
日本の金融商品を抱え込んでも売れないだろうし、そんなことをしていたら顧客や業界からの信頼度が落ちる。
世界で相手にされていない金融商品を買うべきではない。
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