4月からの消費税増税に伴い、銀行ATMの手数料も同様に引き上げる方針らしい。
全国銀行協長の記者会見での発言である。
三井住友銀行では現行105円のところを108円にするようだ。
ここから考えるに、
ATMの手数料は100円でそこに消費税が掛かっている。
このように考えれば、今回の消費税に伴った便乗値上げでもない。
銀行は何も問題行動はしていないだろう。
消費税は、1989年(平成元年)に3%で施行され、1997年(平成9年)に5% にアップした。
ATM の手数料を当てはめれば、1989年までは100円、1989年から103円、1997年に105円にアップしてるはずだ。
しかし私にはATM 手数料が100円や103円だった記憶がない。
記憶にあるのは、銀行がATM での引出しに手数料を掛けると決まった時に怒りを感じたことだ。
2000年位の話だろうか?
多く銀行の経営が苦しくなり、ATM での出金で手数料が掛かるようになったはずだ。
消費税が5%の時代であったから、ATM 手数料のスタートは105円。
だからATM 手数料が 100円や103円の記憶がないのだ。
記憶がないのではなく、実績がない。
ATM の引出しに手数料を掛ける時、「経営が上向いたら無料に戻す」と発言していたのを記憶している。
今となっては昔話で、ATM 手数料は必要であることが普通になってしまった。
慣れとは恐ろしいものである。
消費税8% も導入されてしまえば、慣れたものになってしまうのだろう。
銀行業ってなんだろうか?
アベノミクスで景気が良くなっても企業は設備投資などにお金を回していないのだろうか?
金回りはよくなっていないのだろうか?
銀行は国民にとって必要不可欠であろうが、それを逆手に取って手数料を徴収している感じがして気分が悪い。