2014年4月から消費税率がアップするのは良く知られたところ。
しかし、2014年4月からは消費税だけでなく相続税もアップする。
相続税控除額の現行は、「5,000万円 + 1,000万円×法定相続人」。
2014年4月からは、「3,000万円 + 600万円×法定相続人」
控除額が6割に。
例えば相続額が8,000万円で妻と子供2人の法定相続人3人がいる夫が亡くなったとしよう。
現行での控除額は、5,000万円 + 1,000万円 × 3人=8,000万円で相続税は掛からない。
2014年4月からは、3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円だけが控除されるので、
8,000万円 – 4,800万円 = 3,200万円には相続税が掛かる。
3月31日までに亡くなった時と4月1日に亡くなった時で相続税が異なる。
ブラックな話だが、3月の死亡者数が増えるかもしれない。
延命処置をするにも変な考えが頭をよぎるはず。
高齢化を抑制する為の施策か?と思わなくもない。
「終活」が流行っている。
自らの人生の最後を自分で予め決めておく。
自分が決めた通りに事がすすめが良いが、どうしても周りの人間の協力が必要になる。
その時に絡んでくるのはどうしても「お金」。
「終活」の最重要ポイントは、相続だ!!
自分の資産がいくらあるか?
現金だけでなく不動産、保険、有価証券などまとめて置く必要がある。
こうした資産の棚卸は最低限であり、節税対策を促しておくべきだ。
実践できるものや準備できるものは生前に。
送り出す方も、愛情は最低限。
残されるお金に比例して、接し方は変わってくるだろう。
残念ながら、人間はとても現金なものである。
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