4月からの消費税増税に合わせて1円玉の製造が4年ぶりに行われている。
この1円玉の原価は1円以上で約2円と言われており、原価割れする硬貨と言われている。
一万円の原価は約20円!
日本で一番価値のある紙幣である一万円札の原価は約20円と言われている。
こちらは原価以上の価値がある紙幣である。
ただし、原価割れとか原価以上とは発行する側から見た考えで、それを所有する立場から考えれば逆だ。
1円玉の価値は2倍 1万円札の価値は20/10000
もちろん1円玉5000枚で1万円の商品・サービスを受けられる訳ではない。
1万円札を持っていれば1万円の価値がある商品・サービスを受けられる。
この価値は誰が決めているのだろうか?
大義としては日本国が担保しており、銀行に行けば1円玉10,000枚で1万円札と変えてもらえる。
(10,000枚の硬貨を持って行っても、業務に支障があると言われ断られます。)
しかし、実際の貨幣価値は我々国民(日本円ユーザー)信用の下、価値を共有化しているのだ。
商品やサービスを提供される時に10,000円の価値があると思えば20円の価値しかない10,000円を差し出す。
そこには「20円の紙きれが10,000円の価値を有す」暗黙のルールが適用されている。
紙幣が紙切れになる時
ビットコインには現物がない。
紙幣も通貨もない。
インターネット上の数字だけで価値が決まる。
これはビットコインユーザーの信用で成り立っているルールがあるからだ。
その信用が無くなれば、ただの数字となってしまう。
これがビットコインの一番の問題点。
その担保はビットコインユーザーの信用で成り立つのだが、その価値は現実社会の通貨が基準となっているはずだ。
現実社会の通貨価値よりもインターネット上の数字の価値が高いか安いか?
現実社会の通貨も国が担保していると言いつつも、その価値は商品やサービスで量ることができる。
基本的に考えればGoldだが、不動産だったり牛丼だったり。
担保されていると言いつつ、実際には確実に何かに担保されているわけではない。
一番は信用と言う名の担保。
さて、日本円の信用は如何ほどか?