日本には実は2種類の「お金」がある。
一つは「貨幣」、もう一つは「紙幣」である。
「貨幣」と「紙幣」
1円、5円、10円、50円、100円、500円と6種類の金属型のお金。
これらを総じて「貨幣」と呼んでいる。
2014年4月からの消費税増税に備えて1円玉の製造が4年ぶりに行われているが、財務省管轄の「独立行政法人 造幣局」が製造拠点。
財務省管轄であり、日本政府が発行している。
1000円、2000円、5000円、10000円の4種類の紙のお金。
これらを総じて「紙幣」と呼んでいる。
紙幣は「独立行政法人 国立印刷局」が製造拠点であり、管轄はこれまた財務省。
しかしながら発行母体は日本銀行である。
紙幣は「日本銀行券」とも呼ばれている。
(紙幣に書かれている。)
つまりは日本政府が発行している訳ではない。
発行している訳でないと言う事は、実は証券に近い紙と言えるだろう。
「価値のある紙」としているだけ。
日本国債と日本銀行券
以上のように、日本のお札は政府紙幣ではない。
日本銀行が発行する証券のイメージ。
その日本銀行は日本国債を大量に持っている。
政府と日本銀行を分けているのは良い意味で考えれば、日本国債と日本銀行券の発行元を変え一蓮托生にさせないリスクコントロール。
悪い意味で考えれば、日本政府ではなく日本銀行に我々国民は委ねられている部分が多いこと。
日本国債や日本銀行の動きに対しては、
我々国民レベルでは「アウト オブ コントロール」である。
やれることは、動静を見つけるだけ。
そしてリスクに対しての対応を取るしかない。
ここで考えられるリスクは、日本国債の価値が下がると共に、日本銀行券の価値が暴落すること。
日本銀行券が紙切れになる可能性だ。
日本銀行券に全てを委ね安心していてはいけない!!
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