アベノミクス2年目を迎える2014年は、その真意が問われる1年になりそうです。
アベノミクスが本物か、まやかしか?
アベノミクスの一つにインフレターゲット2%の目標があります。
2013年は日経平均株価の大幅上昇、ドル高円安の進行、ボーナス額のUPなど景気の良さそうな話が踊っていましたが、実際に2%のインフレが起こっていたのでしょうか?
国民レベルではまるでわかりません。
物価が2%上昇したところで、感じる人の方が少ないかもしれませんが、知らないうちに徐々にインフレーションを起こそうという作戦か?
しかし、国民が実感しなければ、お金の回りは良くなりません。
使うお金の量が変わらなければ、そうは簡単に物価上昇は起こらないでしょう。
物不足が起これば、需要と供給のバランスが崩れてインフレにならなくもないと思いますが、今の日本では考え辛いと思います。
この状況で、政府が何をするかと言えば、金融緩和や日本円の大量の市場への投入により、知らないうちにお金が回るようにするのでしょうが、ボーナスを含めた所得の上昇額が、日本円の発行・投入量を上回らなければ、国民が真の恩恵を受ける事はありません。
気付かないうちに、知らないうちに、と言うのは日本政府の得意技な感じがします。
国民には景気が良いと感じさせながら、たかが2%を国民に気付かれない様に築きあげ、実態のないインフレショーンが起こる可能性があるのです。
景気上昇に伴うインフレショーンなら問題ないですが、日本円をダボダボにするだけのインフレーションは日本国民を疲弊させるだけの結果を招きます。
日本銀行の金融緩和策、日本円の大量発行には注視する必要があります。
現政府の安定だけに行われる政策は、国民不在と言われても仕方ありません。
最も、政治家も「今を生きる」のが精一杯なのでしょう。
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