何年か前に「イクメン」が言葉として出来あがり、今ではすっかり定着している。
言葉として定着しているだけで、実際に何割のお父さんがイクメンなのかはわからない。
それでも一昔、いや昭和の時代と比較したら、「亭主関白」な家庭は減っており、「亭主関白」は近い将来死語になるかもしれない。
イクメンが生まれた社会的背景
イクメン誕生の裏側には家庭環境の変化が関係している。
現代社会、専業主婦は減っていると思う。
出産直前まで働き、出産後も保育所に預けて働きにいく人が多い。
ここには待機児童の問題もあるが、社会全体としては共働きが一般的になっている。
その為、夫も家事をする時代になった。
しかし、家事や子どもの面倒の見方がわからない男は多い。
そして生まれたのが父子手帳。
母子手帳には子ども成長記録などが書き込めるが、父子手帳にはアドバイス的要素が多く書かれているらしい。
女性からすれば、痛みを伴って産み、産後直ぐからの成長記録は男(旦那)につけさせられるか!と言うのが本音かもしれない。
祖父母手帳が誕生する世の中に!
女性が社会に出たくても出れないのは雇用が少ないから。
そこには定年延長が絡んでいるかもしれない。
退職する人がいなければ新たな雇用は生まれ辛い。
年金を中心とした社会保険対策で定年延長する流れになっているようだが、若い労働者に道を譲ってあげることも重要だ。
夫婦共働きで祖父母が孫の面倒を見るのが良い流れかもしれない。
祖父母から孫に買い物をしてあげれば、これまた日本の問題点の一つ、高齢者のタンス預金が表に出てくる可能性がある。
孫との接し方がわからない人向けには祖父母手帳の作成によりサポートすれば、良い循環が生まれると思うのだが。。。