欧州中央銀行が初のマイナス金利になる可能性がある。
マイナス金利とは何?
国債が元本割れを起こすのがマイナス金利
「金利」と聞くと銀行の預金金利をイメージする人が多いが、そのベースになっているのは長期国債の金利。
マイナス金利とはこの国債の金利が0%以下になる状態。
国債は国の借金であり、お金を借りるのに対して利子を付ける訳で、それが金利である。
通常はマイナスなど有り得ないが、景気が悪すぎて金利を付ける事ができないのだろう。
このマイナス金利、どのような状況かと言えば国債の元本割れである。
国債は安定投資と思っている人がいるが、こうした状況も起こり得る。
お金を貸しておいて元本以下で返済とか有り得ないと思うかもしれないが、それが有り得てしまうのが国債だ。
銀行金利はどうなるか?
国債がマイナス金利となれば銀行金利にも影響が出てもおかしくない。
銀行に預けておけば毎年金利分のお金が増えるはずだが、マイナス金利の場合はどうなるか?
預金がマイナス金利分減らされる事も考えられなくはない。
そうなれば銀行に多くの人が訪れ銀行機能がストップしてしまうので、これは最後の手段だと思う。
しかし、銀行としてはやれない事はない。
ちなみにマイナス金利になったからと言って融資してもらったお金の返済額が減少することはないだろう。
銀行も営利団体であり、利益が減る事を行う訳がない。
ちなみに日本の銀行でマイナス金利状態になっている人もいるのではないだろうか?
金利は雀の涙ほどしかつかないので、ATMで引き出す際に手数料を払ってトータルで計算すれば元本割れ。
銀行は使われるものではなく使うもの。
使い方を考えなければ自分の資産が増える事はないだろう。
コメント