最近はマンション購入のハードルが下がったのだろうか?
300万台の年収でもローンを斡旋しマンション購入を後押しする宣伝・広告が目に付く。
年収300万円台で可能なローン額
例えば年収350万円の人の可処分所得(税金や社会保障などを引いた手取り額)は270~280万になるはずだ。
月にして25万弱。
ここから生活費を除いたら月にいくら残るだろうか?
その生活費として大きな部分を占めるマンション家賃。
この家賃をローンに回して資産となる不動産を持ちたがっている人が多い。
特に女性に人気だ。
年収300万円台で購入できるマンションはいくらまでか?
もちろんローンには収入以外にも与信が入る。
◆1年以上の継続した勤務実態 ◆キャッシングやクレジットの未払いがない
こうした状況であれば、2,500~3,000万円のローンが組めるようだ。
だからと言って不動産を購入するのは得策なのだろうか?
日本の不動産の未来
何にしろ販売側はマンションを売りさばかなければ利益が出ない。
その為に必死になって販売を進めているのだろうが、この必死さはマンション業界の未来を示唆している感じがする。
日本の人口動態を考えても今後は更に供給過多になる可能性がある。
冷静に考え、ローンが組める組めないだけでマンション購入の判断をしてはいけない。
マンションを購入する時に考えるのがマンションの資産価値。
価値があるものを持ちたいと思うのだろうが、資産価値として理にかなう不動産は日本には少ないはずだ。
賃貸であれば自分の状況に合わせて引越しをすることもできる。
しかしマンションを購入してしまうと逃げ道が無くなってしまうとの考えもできる。
マンションを購入する時はウキウキ気分なのだろうが、将来まで考えて冷静に判断しなければならない。
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