理研の笹井副センター長が死亡した。
自殺したようだ。
日本科学の成長にはマスコミの成長が不可欠。
笹井氏は理研の副センター長のポスト以上に、STAP細胞で小保方氏の上司としてのイメージが大きい。
自殺に関しては、小保方氏の論文詐称問題での責任も感じていたのだおう。
ここで思うのが、日本のマスコミのあり方だ。
マスコミが妥当な接し方をしていたら、このような展開にならなかったのではないだろうか?
結果として闇に葬られてしまった部分もあるはずだ。
確かに論文査証は問題であり、それを許せばいいと言っているのではない。
この問題を通じて、論文や研究以外のプライベート・プライバシーな面を報道する点や、無知な質問で日本の科学技術のスピードを遅らせようとしているのではないかと感じてしまう。
マスコミは国民に情報を伝えることが目的だ。
しかし、タレントでもない人間に対しての情報伝達、間違っている部分が多いのではないかと感じる。
まるで昼ドラのようになっていた部分もある。
また、無知な質問、例えば「STAP細胞はあるんですか?ないんですか?」といったもの。
STAP細胞の可能性を追求しているのであって、あると信じて研究を進めるのであって、無いなんて言う訳がないのである。
これはSTAP細胞に限った話ではなく、日本、いや世界中の研究の世界で同様だ。
世界中の研究者に同じ質問をしてみればいい。
全ての研究者が「馬鹿にしてるのか?」という反応を見せることだろう。
狭い国土の日本。
日本の長所の一つは研究開発部分。
生産部分(工場)はアジアに負けつつあるが、その基になるアイデアなどは日本人の脳は世界に長けているのだ。
それに合わせてマスコミも成長しなければ日本全体の成長は無い。
世界に出ていったイチローや中田英寿がマスコミを相手にしなかったことをイメージすればわかりやすいだろう。
これはマスコミだけでなく、国民一人一人にも言える話。
国民全体が成長しなければこの国の成長は無い。
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