新興国の通貨が軒並み下落している。
世界のリーダーが集まるダボス会議(世界経済フォーラム)でも話題となっているようだ。
通貨下落に対して介入実施に踏み込む考えもあるらしい。
経済に対して政治が介入するのは良くないと思うし、大した成果を生まないはずだ。
日本でも何度も為替介入を実施している。
最近では2010年、2011年にドル円が80円台の時に何度か介入を実施した。
現在のドル円は100円を超えているが、為替介入の効果とは言えないだろう。
為替介入の効果が0とは言わないが、為替介入しなくとも時間の遅れはあれど100円の水準に達していたはずだ。
2010年と2011年に為替介入で投じた金額は16兆4,220億円。
もったいないmottainai。
新興国でも同じことであろう。
時間が経てば適正水準に戻る。
政府としては対策を講じていることをアピールしたいのであろうが、為替介入は不要だ。
特に新興国では、安定感がないので経済環境により大きく上下に振れることになる。
為替にしても株価にしても大きく振れながら適正値に向かう。
新興国の適正値を考えれば、先進国と比較して上昇したところにあるはずだ。
ポテンシャルを持っているのが新興国であり、その為に世界中の多くの人が期待している。
短期的な振れ幅に動揺する必要はない。
投資の基本だが、長期的視点でみることが重要である。
新興国の通貨を持っている人は少ないと思うが、何らかの形で新興国の株価に投資している人は多いかもしれない。
短期的な動きに惑わされずに投資を続けてほしい。
長期的なポテンシャルに期待している事を忘れずに。
投資のタイミングやポートフォリオの操作はとても難しい。
知識も必要だが、それ以上に強靭な精神力が重要となる。
ドルコスト平均法の活用とポートフォリオをプロにお願いすることで、これらのリスクを回避する事ができるのである。
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