日本の生命保険は利回りが悪い?海外オフショア生命保険と比較してみた

オフショア

日本の生命保険は利回りが悪いとよく耳にする。

日本国債に縛られているので、満期解約で1%の利回りが出るのがいいところだろう。

では、海外の生命保険はどのような利回りになっているのだろうかと気になり、シミュレーションしてもらった。

海外の生命保険の利回りは4%?

3●歳、非喫煙者で、海外の某生命保険についてシミュ―レーションしてもらった。

海外生命保険_3●歳シミュレーション

・End of Policy Year:契約最終年
・DEATH BENEFIT:死亡保障額
・CASH VALUE:解約返戻金
・Guaranteed Value:保証(確定)部分
・Non-Guaranteed Value:非保証(非確定)部分
・Premium Paid:支払い保険料

【死亡保障額】

一番右が支払い金額だが、毎年6,536ドル、10年支払いで計65,355ドルの支払いで死亡時には150,000ドルの死亡保障がある。

1ドル120円で算出すると、約784万の総支払額で1,800万円の死亡保障となる。

(もちろん10年以内に亡くなれば、総支払額は少なくなる。)

また、単に150,000ドルの死亡保障が付いているだけではなく、Non-Guaranteed Valueと呼ばれる非確定部分(運用益)が上乗せされる仕組みとなっている。

運用結果によってこの数字は異なってくるが、利回り4%くらいのイメージだ。

(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!

もちろんこの数字がマイナスになることはない。

例えば65歳で死亡したら、確定部分の150,000ドルに非確定部分(運用利回り)の217,890ドルがプラスされて367,890ドルが支払われる。

1ドル120円で計算すると、約4,400万円となる。

総支払額約784万円で、65歳時に死亡すると約4,400万円が支払われるのだ。

【解約返戻金】

CASH VALUEが解約返戻金。

支払い保険料(Premium Paid)とCASH VALUE(解約返戻金)のGuaranteed Value(確定部分)を比較すると10~15年後には解約返戻金が支払い保険料を上回る。

65歳時点ではで計65,355ドル(約784万円)の支払いに対して84,161ドル(約1,000万円)の解約返戻金が確定されていて、運用商品としても魅力的。

解約返戻金(CASH VALUE)にも非確定の運用利回り部分(Non-Guaranteed Value)がある。

65歳では112,118ドルが上乗せされて196,278ドル(約2,355万円)が期待できる仕組みである。

生命保険としても運用商品としても、海外の生命保険は魅力的なことがわかる。

(日本の生命保険に魅力はない。)

契約は日本では行えず、日本人には保険業法の縛りもある。

それでも海外の生命保険に入っている日本人はそれなりにいると耳にする。

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