ソチオリンピックも閉幕を迎える。
日本のメダル数は計8個。
長野オリンピックに次いで2番目の獲得数で、海外で開催されたオリンピックでは過去最高。
メダルを獲得した選手のエピソードを聞けば資金面に苦労しているケースが多い。
多忙な費用が掛かる冬季スポーツ
日本ではメジャーな競技であり、金メダルを獲得するほどのフィギュアスケート。
選手個々は振付代を含んだ練習費用だけで年間数百万掛かると言われる。
海外遠征に出ると更に渡航費が掛かる。
スポンサーが付いていなければ競技を続けられないだろう。
スノーボードでメダルを獲得した選手の話を聞いていても、資金面の苦労は絶えない。
・お父さんが毎週高速を使わずにゲレンデに連れて行った ・アルバイトで遠征費を捻出した ・スポンサー探しに自ら資料を作って営業した
一般人がゲレンデに行くのは小旅行みたいなものだが、選手となるとそれを毎日こなさなければならない。
設備の維持費も多額
個人の費用だけでなく、日本ではハード面の問題もある。
全国各地でバブル期までに建設されたスケートリンクが閉鎖へと追い込まれていた。
氷の管理など、入場者が集まらなければ収益が出ないのであろう。
トリノオリンピックで荒川静香さんが金メダルを取った際には、地元仙台のスケートリンク存続を訴えたらしい。
そのスケートリンクで小さい頃に練習していたのが、ソチオリンピックで金メダルを獲得した羽生結弦。
次世代へ繋いでいくには結果が求められる。
結果を求めるにはお金が当然必要。
卵が先か、鶏が先かの議論であろう。
日本の強化費はリスクリターンで考えるべき!
バンクーバーオリンピックでの強化費は以下の通り。
・ドイツ:274億円
・アメリカ165億円
・中国:120億円
・イギリス:120億円
・韓国:106億円
・日本:27億円
人口比やGDP比を出すまでも無く少ない。
選手に負担がくるのも当然である。
国民がどう考えるかであろう。
日本の緊迫した経済状況でどれだけオリンピック強化費に回せるか?
オリンピック期間中はメダルを取って結果が出ている選手にだけ焦点があたり国民は盛り上がる。
要は結果だと思う。
経済効果として国に還ってこれば良い話。
それを国がどう算出できるかの話であろう。
企業(スポンサー)も考え方は同じだが、企業の方が数字の算出はし易いはずだ。
後は選手を見極める千里眼。
ある種の人材投資であり、いやらしい話だがその選手がどれだけ金銭的価値があるかに関わる話である。
スポーツとビジネスをリンクさせるなと言われるが、お金が絡む話なので仕方がない。
日の目の当たらないスポーツに対してはかわいそうな話であるが、その分、竹内智香さんのような選手は尊敬に値する。
「次の世代が私のように遠回りするのではなく、世界のトップに来てくれたらいいなと思います」