低金利・マイナス金利の日本国債を誰が購入しているのかと言えば、日本の銀行や生命保険会社が購入している(購入させられている)のだが、信用金庫は地方債を購入しているらしい。
地方債の利回りは何%?日本国債とどちらがお得?
地元で信用金庫に勤めている友人がいる。
帰省のタイミングで仲間が集まって飲んでいる時に、そんな彼と金融商品の話をしていた。
その会話の中で出てきたのだが、信金は日本国債ではなく地方債を購入していると言う話。
地方債の利回りがどれほどの数字なのか詳細に把握していなかったので、調べてみた。
インターネットで調べてみると、「一般財団法人 地方債協会」という機関がある事がわかった。
この協会の公式サイトを見ると、情報やデータが集まっている。
データはエクセルでダウンロードできるようになっている。
分かりやすいグラフがあったので、添付してみた。
10年物を比較したグラフだが、地方債は0.2%程度の利回りとなっているようだ。
グラフを見ると、長期国債よりも上にあるのでメリットがあるように感じてしまうが、それでもたったの0.2%である。
縦軸のスケールでどのようにも調整できるので、こうしたグラフに騙されてはいけない。
信用金庫は、日本国債よりも利回りがいい地方債を購入しているというのをアピールポイントにしているのかもしれないが、0.2%の利回りの金融商品をベースにしていたら資産が増える事はない。
預金金利もこの数字をベースに決まるので、信用金庫に預金していても意味はない。
信用金庫は融資を受けやすかったりという理由で口座を持っていた方が良いと耳にする事が多い。
日本国内で銀行口座を開設するなら信用金庫の方が良いのかもしれないが、抜本的に資産を増やせる訳ではないのである。
低金利の日本国債や地方債をベースにしている日本の金融機関や生命保険を資産運用で使うべきではない。
海外の金融機関・生保会社は日本国債や地方債を組み込む必要がないので、利回りの良い商品を組成できるのである。
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