たばこ税、酒税、ガソリン税・・・
日本には多くの「TAX on TAX」が存在する。
税務当局によると、これは二重課税とは言わないらしい。
蔵出し税は商品にするためのコスト?
たばこ税や酒税は「蔵出し税」であるから、製造者のコスト。
よってここに消費税が掛かるのは問題ではなく、二重課税ではない
これが税務当局の言い分。
消費者、国民にとっては全く意味がわからない。
例えば、家電製品を購入する際の製品価格には、原材料費、メーカー~流通~小売業者の経費・利益と各段階での法人税・事業税・所得税など多段階に亘って”税金”が含まれている。
そして、これらの最終形として消費税が掛かる。
この場合、法人税・事業税・所得税に消費税が掛かるが誰も二重課税と言わない。
「蔵出し税」もこれと同じだ、と言うのが税務当局の意見。
納得できるだろうか?
見解の違いと言うか、上手く言いくるめているようであるが、誰も言いくるめられないような良い訳だ。
如何に税金を掛けていくかしか考えていない政府の汚い考えが垣間見える。
「蔵出し税」と言う名のブラックボックス!?
国民からしたら納得しそうにない税務当局の説明だが、「蔵出し税」と言う名でブラックボックス化しているに過ぎない。
法人税・事業税・所得税は利益に応じて法人が課税を被っていることがわかるが、「蔵出し税」は法人ではなく、そのまま消費者が払っているのではないか?
そもそも「蔵出し税」と言う言葉の意味がわからない。
不可思議な名前を付けてブラックボックス化しようとしたのかな?と想像できる。
しかし、「ブラックボックス」というほど隠せておらず、残念ながら国民全員が気付いている。
TAX on TAXの謎に国民も国会議員も気付いているのに誰も手を付けようとしない。
政府にしてみれば徴税できるお金は徴税できた方が良いのだから、不思議だけど手を付けられないこの状況がこのまま続けばいいと思っていることだろう。
おそらくこのままTAX on TAXが続き、タバコの値段は1箱1000円を目指して徐々に値上がりしていくのだと思う。
諸外国は健康を理由にタバコの値段を上げているが、日本でもそれに倣ってタバコの値段を上げる事が考えられる。
だが、その理由は徴税である。
国民の健康を考慮してではないのが悲しい話だ。
誰にも止めらる事はできないTAX on TAX!
日本にいる限り税金大国から逃げる事は難しい。
近い将来、財産税などを真剣に考えだすかもしれない。
それが日本政府だ。
そう考えると、余裕資金は早め早めに海外に逃避させておいた方が良いだろう。
日本に余裕資金を寝かせていても特になる事は何もないが、海外の保険商品などでは利回り良く運用してもらえるので、資産価値が上がっていくメリットもあるのだ。
資産保全=資産運用となってくる!