スイスで最低時給に関する是非を問う国民投票が行われた。
その賃金額は時給2,500円とか。
投票の結果、2,500円になることはなかったが、もし日本の最低時給が2,500円になったらどうなるだろうか?
企業の予算は変わらない
日本では飲食店などを中心に雇用問題が発生して、時給が上がっているらしい。
すき家などでは人材が確保できずに24時間を売りにしている店舗がクローズを余儀なくされている。
ただお店を開けたいだけであれば時給を2,500円にすれば人は間違いなく集まるだろう。
しかし、どう考えても時給を2,500円にすることはない。
企業活動であるから営利を伴わなければ意味がない。
人件費予算は決められているので、予算をオーバーする事は許されない。
法律で最低賃金を決めることなのか?
仮に日本の最低時給が2,500円になればどうなるか?
多くの企業が雇用調整することになるだろう。
2,500円以下の労働しかできない人間に対しては解雇するしかない。
雇用している人間に対しては2,500円以上の働きを求めるので、弱肉強食の時代がやってくるはずだ。
最低時給が高くなると喜ぶ人たちもいるが、物事の本質を分かっていないと思う。
最低時給が上がれば雇用量は減るはずだ。
そもそも最低時給を法律で定めるのはどうなのかと思う。
必要な人にはそれだけのサラリーを出すはずで、実力がないからそれだけのサラリーしか出せない。
最低時給がどうのこうのと議論するのではなく、自分自身の実力値を向上させてサラリーが上がることを考えなければならない。
東京の最低時給は869円、大阪の最低時給は819円。
この2大都市は、大学時代に私がアルバイトしていた時のスタート時給を超えてしまった。