日本人の労働者としての立ち振る舞いがブラック企業を生み出す

企業

ここ数年、ブラック企業という言葉が定着した。

ブラック企業のレッテルを貼られるのは、多くが従業員の扱いに対してだ。

何か日本人の生真面目さが問題を大きくしていると感じる。

従業員としての役割を把握できない日本人

ブラック企業と言われている企業でマスコミ(インターネット?)を賑わしているのは、安価に飲食を提供している会社が多い。

安い裏には何かのからくりがあるものだが、それが従業員の酷使とは何ともいただけない。

食材などのコストカットも行っていたのだろうが、それと同時に人件費にもメスをいれていたのだろう。

しかしこれはある意味では、資本主義の結果と言えなくも無い。

経営者は如何にお金を稼ぐかを日々考えている。

その結果としてのコストカット、人材の酷使である。

会社はステークホルダーの幸福の拡大が使命にあると思うが、顧客第一主義で、従業員もステークホルダーであることを忘れてしまったのだろう。

ブラック企業としてのレッテルを貼られることで、企業イメージの悪化となった。

想像もしていなかったことだろう。

もう一つ思う事は、日本の従業員は従業員としての立ち振る舞いを知らないのだと思う。

過酷な労働を強いられたのは、多くの従業員が自分が抜けるとお客様に迷惑がかかると感じたからだと思う。

そう思う責任感は素晴らしいが、従業員が負う責務ではない。

人材を集められないシステムにした会社側の責任。

ボイコットでもなんでもないので帰宅してしまえばよかったはずだ。

残業や休日出勤は断れるものである。

ブラック企業としてレッテルを貼られたとある飲食店の社長は、「労働組合を作らせない」と語っていたが、労働組合を作る・作らないは社長が決めるものではない。

労働者が決めるものである。

労働組合が結成されたら会社側は対応せざるを得ない。

これも社長が言うから労働組合は作れないのか・・・ではなく、きちんと労働者としての立ち振る舞いを勉強することが必要だ!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました