yahooニュースでオーストラリアでサバ定食が2,500円との記事を目にした。
オーストラリアでは物価上昇が止まらないようだ。
物価上昇が止まらないオーストラリア
記事は日本の定食チェーン店「やよい軒」の話。
物価の違いもあることながら、純和風を演出している為のコストも含まれているとのこと。
日本では手軽な定食屋として展開しているが、オーストラリアでは高級和食店を演出しているそうだ。
それでもサバ定食2,500円(26AUD)は高い。
私もオーストラリアには10年ほど前に一度だけ観光で訪れた事がある。
当時はそれほど日本との物価の違いを感じなかった。
高くもなく安くもなく、日本と同等。
しかし、知人のオーストラリア人に話を聞くと、2000年のシドニーオリンピック以降の物価上昇が止まらないらしい。
20世紀に不動産を購入していた人は万々歳とか。
日本に住んでいることのメリット
日本では間逆のことが起こっている。
シドニーオリンピック以前からデフレが進み、ここ20年は物価も株価も下がり続けている。
オーストラリアで日本のサバ定食が2,500円に対して、日本でオージービーフを使う牛丼が300円程度。
不思議な話だ。
しかし、これはメリットだ。
サバ定食と牛丼も単純に比較してはいけないが、牛丼8杯分以上の差がある。
日本のやよい軒のサバ定食は590円なので、これで比較しても4食分以上。
日本人はデフレに対してマイナスのイメージしかないが、これはこれでメリットがある。
貿易に関しても豪州に日本製品を輸出すればビジネスチャンスとなるはずだ。
上述のオーストラリア人の友達は、オーストラリアで日本酒を頼むと1合2,000円(20AUD)位すると嘆いていた。
もう一つのメリットとして海外に投資することが上げられる。
日本ではデフレで金利も低く、金融商品もウマミがないものばかり。
海外では物価に合わせて、利回りに期待が出来る。
そして為替差益も見込めれば資産が増えること可能性が考えられる。
参考までにオーストラリアドルの推移について。
2000年の始値は1AUD=67.651円
それ以後上昇を続けて、2007年のサブプライムショック直前までに107円を超えた。
リーマンショックで60円位まで下がったが、現在は95~96円まで戻ってきている。
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