ルフィ、キム、ハオ、はたまたビッグボスなどのニックネームが付いた日本人がフィリピンから犯罪の指示を出していたとされる広域強盗事件が世の中を騒がしている。
容疑者の交際相手の女性が日本で得た現金をフィリピンに運んでいたとされ、「地下銀行」なる単語がニュースで出てきている。
余裕資金は堂々と銀行送金かクレジットカードで引き落としてキャピタルフライトさせよう!
「地下銀行」とは地下に銀行の本店や支店がある訳ではなく、銀行が法律に則って行う作業を闇で行う事を指す言葉である。
特に、今回の事件のように不正に海外に送金を行う業者の事を指すケースが多い。
銀行を介して海外送金すると、銀行だけでなく国税に情報が漏れるので、特に犯罪組織が活用していると言われている。
ひと昔前までは、日本国内に多くの余裕資金がある人が、バックに多額の札束を入れて海外に渡航し、海外の銀行口座に入金する事も多かった。
だが、最近は今回の事件のようなマネーロンダリングを防ぐ為に、入国時の現金受入額を設定していたり、銀行で出所の分からない現金を受け入れないようにしている国や地域が多い。
日本でも「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)」がある。
「資金洗浄およびテロ資金供与対策のため、金融機関等の取引時確認、取引記録等の保存、疑わしい取引の届出の義務などの規制を定める」法律となっている(Wikipediaより)。
世界中で海外送金するのが難しい時代になっているが、日本人の場合は合法的に得た日本円を海外に送金したいと考えている人は多いと思う。
円安やインフレが進んでいるが、今後の日本経済、人口動態を考えると、その流れは加速していくと思われるので、余裕資金は海外へ移しておいた方が良いはずだ。
所謂「日本円リスク」への対処である。
海外送金は難しくなったものの、香港などにある貯蓄型保険商品を契約して資産を移している人は少なくない。
日本にいながら契約できる商品もあり、日本円を世界の基軸通貨である米ドルに換えて運用をしてもらえる。
この際、銀行送金だけでなく、クレジットカードでの引き落としにも対応してくれるのが有難い話と言える。
こうしたお金の動きは資産移転、マネーフライト、キャピタルフライトなどと言われており、合法である。
海外への資産移転だけでなく、日本円を海外で米ドル資産に変えられるので資産保全が出来るのだが、それだけではなく、利回り6~7%で運用される貯蓄型保険商品もあるので、資産運用も可能となる。
更に言えば、契約者や被保険者を変更できる商品もあるので、資産承継にも活用できるのだ。
一例を挙げると、サンライフ香港社のSunJoyやSunGiftと呼ばれる商品があったりする。
日本円をどうにかしようと犯罪者は地下銀行を活用するしかないが、真っ当に生きているのであれば、銀行送金やクレジットカードでの引き落としによって、自分の資産を堂々と守っていけば良いと思う。
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