サンライフ香港社から貯蓄型保険商品”SunJoy”(サンジョイ)が上市された。
商品概要をまとめてみて、契約をお勧めできるプランと言えるかどうかを評価してみたい。
サンライフ香港社の貯蓄型保険商品SunJoy(サンジョイ)の商品概要まとめ!
サンライフ香港社の貯蓄型保険商品のSunJoy、その投資先はESGに向けられている。
ESG投資は最近よく聞くようになってきたが、ESGとは環境=Enviroment、社会=Social、ガバナンス=Governanceの頭文字を取った言葉であり、こうした投資先に特化している商品となっている。
ESGが注目されている背景として、長期的に企業が安定成長する為にはESGへの取り組みが必要と言われているからである。
なので、ESGを投資先にする事によって、貯蓄型保険商品としても長期的に安定的な運用ができるという事だろう。
後ほどシミュレーション例を出すが、長期運用での利回りは約7%となっている。
ESGに興味がある人にはストレートにお勧めできる投資商品と言えるし、今のところはESGをそれほど知らない人に対しても、長期的に安定感ある運用商品と聞けば魅力を感じるのではなろうか?
7%で複利運用すると、約10年で資産が2倍になっていくので、日本の保険会社では到底達成不可能な数字と言える。
支払期間は2年 or 5年となっていて、全期前納も可能。
全期前納は一括払いであるが、2年分を一括投資する事でその分だけ金利を乗せてくれるのでお得に契約ができる。
それでは、47歳の非喫煙男性が年間USD50,000×2年=USD100,000で契約した時のシミュレーション例を見てみよう。
・End of Policy Year:契約最終年
・Total Premium Paid:支払い保険料
・SURRENDER VALUE:解約返戻金
・DEATH BENEFIT:死亡保険金
・Guaranteed Value:保証(確定)部分
・Non-Guaranteed Value:非保証(非確定)部分
・Cash Value f Accumulated Reversionary Bonus:一部引き出し可能な現金価値
・Cash Value of Terminal Bonus:解約時に引き出される現金価値
・Face Value of Accumulated Reversionary Bonus:累積増額式額面価値
生命保険としての要素は薄いが、解約返戻金が支払保険料を超えるまでの間に亡くなってしまったとしても、支払保険料分が受け取れる仕組みになっている。
つまりは、仮に早く亡くなってしまったとしても損はしない設定となっている。
また、適用条件があるが18~65歳の間に事故で一人では生活不可能な状況が続く事態に陥った時に、合計支払保険料の10倍の金額が受けられる保障も付いている。
シミュレーションを見ると、支払った保険料を解約返戻金を超える、いわゆる損益分岐点を迎えるのは契約5~10年の間になっている。
実際には何年で損益分岐点を迎えるのだろうか?
契約から15年目までを細かく見たシミュレーションの数字は以下のようになっている。
こうした商品は保証(確定)部分と非保証(非確定)部分(運用によって数字が乗ってくる)に分かれている2階建て構造になっている。
保証(確定)部分だけをみても13年に損益分岐点を迎え、非保証(非確定)部分も加えると6年目(5年払いの場合は7年)で損益分岐点を迎えるようになっている。
とても運用利回りが良い商品と言える。
非保証(非確定)部分も加えたトータルの解約返戻金の利回りについてまとめると以下のようになる。
(トータルの解約返戻金÷支払い保険料)
◆10年目:140%
◆15年目:191%
◆20年目:279%
◆25年目:394%
◆30年目:551%
日本の保険会社との実力差は明確だ。
(生命保険ではないので、年齢や性別、喫煙状況によって利回りは変わらない。
契約期間や年齢差を計算して確認してみてもらいたい。
もしくは、正規代理店に問い合わせてシミュレーションをしてみてもらえればと思う。)
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サンライフ香港社のSunJoy、運用利回りが良い商品という事が理解できたと思うが、それだけではなく、契約者や被保険者を何度でも変更可能で、証券の分割も出来る特徴を併せ持っている。
お子さんやお孫さんが複数人いる時に便利なスキームと言えるだろう。
お子さんやお孫さんの人数に応じて証券を分割でき、契約者・被保険者を変更していく事で未来永劫、子子孫孫に亘って資産を増やしながら承継していけるシステムになっているのだ。
また、この商品は法人での契約も可能となっている。
証券が分割できる特性を活かして、役員の人数に応じて証券を分割し、役員退職金に充てる事もできるのだ。
サンライフ香港社のSunJoy、日本にはない素晴らしい特性を持った商品と言える。
その特徴をまとめてみると以下のようになっている。
◆ESGを投資対象とした長期貯蓄型保険商品
◆利回り約7%
◆支払期間は2年または5年(全期前納も可能で、その場合は金利が付いてお得になる)
◆損益分岐点は保証(確定)部分だけで13年、非保証(非確定)部分も含めると6年(5年払いの場合は7年)
◆損益分岐点を迎える前に亡くなった場合は、支払保険料分が受け取れる。
◆18~65歳の間に事故により一人で生活不可能な状況が続く事態となった時には、合計支払保険料の10倍の金額が受けられる保障付き。
◆証券分割や契約者・被保険者の変更可能
◆法人契約可能
サンライフ香港社の貯蓄型保険商品のSunJoyは日本の保険会社では考えられないような利回りになっているだけでなく、資産承継や役員退職金の構築ができるという優れた特徴を持った商品となっている。
この商品に興味がある人は、香港にある正規代理店に直接連絡してみてもらいたい。
香港の保険商品なので、香港の保険業を管理・監督する「香港保険業監管局」に登録されているIFA(Independent Financial Adviser)会社が正規代理店となる。
残念ながら、日本国内には正規代理店は存在しない。
だが、香港にある正規代理店と言えど、日本人スタッフがいる正規代理店もある。
日本人の受け入れやサポート実績が豊富で、商品や金融知識に長けた日本人スタッフ在籍の正規代理店を選択して、直接相談してみてもらえればと思う。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
サンライフ香港社は会社の信頼性は?
サンライフ香港社が提供する貯蓄型保険商品「SunJoy(サンジョイ)」は契約に値する優れた特徴を持った商品である事がイメージできたと思う。
では、そもそもSunJoyを提供しているサンライフ香港社自体が信頼置ける会社なのだろうか?という点も解説していきたい。
サンライフ(Sun Life)はワールドワイドな保険会社であり、その母体はカナダはトロントにあるサンライフファイナンシャル(Sun Life Financial Inc.)となっている。
サンライフファイナンシャルは1865年に設立された会社で160年近い歴史がある保険会社である。
日本で言えば江戸時代末期から会社を持続している事になる。
日本最古の生命保険会社は1881年設立の明治生命(現在の明治安田生命)となっているが、サンライフファイナンシャルはそれよりも歴史が長い。
また、サンライフファイナンシャルはカナダの出版社コーポレート・ナイツ社が選定している“Global 100 Most Sustainable Corporations in the World.”(世界で最も持続可能な100社)に14年連続でランクイン中!
社歴の長い保険会社だが、将来に亘っても安心できる保険会社だという事が客観的に評価されているのだ。
ちなみに、日本の保険会社・金融会社でランクインしている会社は最新版を見ても1社もない。
格付けを確認すると、A.M.BestでA+(最も優れている)、S&PでAA(非常に強い)、ムーディーズでAa3(非常に優れている)と高評価を得ている。
日本国内では名高い日本生命の格付けがS&PでA+、ムーディーズでA1となっているので、サンライフ香港の格付けが如何に高いかが分かるはずだ。
こうした差は、日本と海外の保険会社の金融格差と言えるだろう。
サンライフファイナンシャルグループ(Sun Life Financial Group)全体の総資産額は3,469億カナダドル、運用資産総額は6,400億カナダドルとなっている。
カナダのトロント証券取引所だけでなく、ニューヨーク証券取引所とフィリピン証券取引所の世界3ヶ所で上場も果たしているグルーバルな保険会社である。
サンライフファイナンシャルはカナダ有数の保険会社であるが、国際的な保険会社として、歴史、総資産額、格付けとどれも見ても信頼に値するので、安心して契約して問題ないと判断できる。
サンライフファイナンシャルグループはトロント、ニューヨーク、フィリピンなど世界23ヶ国にビジネス展開しているが、日本には進出しておらず日本オフィスはない。
日本オフィスがないが日本居住の日本人も受け入れていて、日本居住者の担当は香港オフィス=サンライフ香港(Sun Life Hong Kong Limited)となっている。
(その為、正規代理店も日本にはなく、香港の正規代理店に連絡して契約する事となる。)
サンライフファイナンシャルグループが香港に進出したのは1892年であり、香港での活動も約130年なので、香港でも歴史が長い保険会社である。
本社だけでなく、香港のサンライフも独自に格付け会社S&PからAA-(非常に強い)と高い評価を得ているので、サンライフ香港単体としても客観的に信頼性が高い会社と言えるのだ。
サンライフ香港社は世界的に見ても評価を得ている保険会社であり、その会社が提供している保険商品は日本にはない優れた商品を提供している。
日本居住の日本人でも資産保全や資産価値向上を真剣に考えたいのであれば、契約を検討すべき保険会社と言えるのだ。
⇒ サンライフ(Sun Life)の会社概要・歴史・信頼性などの質問はこちらから。
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