2023年8月、香港に渡航した際にスタンダードチャータード香港(Standard Chartered Hong Kong)の口座を開設してきた。
私はHSBC香港の口座を所有しているが、最近、HSBC香港の新規口座開設はとても難しくなっていると聞く。
とは言え、HSBC香港も優良な有料業者を活用すれば開設できるのだが、もしもHSBC香港が口座開設できなくなった時の為に、スタンダードチャータード香港はどのようになっているかを知りたくなり、口座を開設してみた。
スタンダードチャータード香港も日本人が自力で口座開設するのは困難なので、私も優良な有料業者にお願いして口座開設を行ってきた。
もちろん、HSBC香港のサブ的口座としての位置付けでもあり、HSBC香港の口座も大事に扱っているので口座凍結などを心配している訳でもない。
香港スタンダードチャータード銀行の口座開設のまとめ!
先ず、香港渡航前に有料(優良)業者さんと打合せ。
mailのやり取りでも可能な内容である。
パスポートやマイナンバー、住所や電話番号、職業・年収などの基本情報を事前に伝える事になる。
業者さんが事前に準備を整えてくれるので、現地での提出書類はパスポートだけであった。
以前は英文の住所証明などが必要であったようだが、時代の流れなのか、住所はそれほど重要視されていないようで今は不要であった。
(HSBC香港の口座開設でも同様に、英文の住所証明は不要となっているそうだ。)
業者さんに口座開設日を調整してもらって、あとはパスポート片手に指定された支店に指定された時間に行くだけである。
支店に行くと、業者さんと共にブースに案内された。
用意されている書類に必要事項を書き込み、英語で説明を受ける。
それほど難しくない英語ではあったが、理解できなければ業者さんがサポートしてくれる。
気になる人は事前に何を聞かれるかを業者さんにヒヤリングしておけば良いと思う。
注意点として、スタンダードチャータード香港もHSBC香港同様に口座内で香港ドル以外に米ドルやユーロ、日本円など10種類のマルチカレンシー口座が用意されているのだが、人民元口座はない。
香港IDがあれば人民元口座も用意されるようだが、香港IDがない日本人は別途書類にサインをして人民元口座を増やしてもらう事になる。
なので、人民元口座にも興味がある方は、その旨を伝えておかなくてはならない。
完成した書類を行員が持っていき、1.5時間ほど待った後、無事に口座が開設できた。
2時間くらい掛かるかもと言われていたので、1.5時間は想定内の時間である。
待っている間にスタンダードチャータード香港のアプリをスマホにダウンロードしておく事を業者さんにお勧めされた。
スタンダードチャータード香港はアプリで色々な設定が出来るようになっている。
アプリの設定はLOGINをタップ。
LOGIN画面になるが、初期登録はLOGINの下部にあるRegister Hereをタップ。
ここで口座番号やATMカードの初期暗証番号を入力する事で登録が出来るようになっている。
紙で口座番号やATMカードの初期暗証番号は教えてもらえるので、その番号を入力していく事でアプリの登録が出来る。
アプリのUsernameやpassword、6桁のMobile Keyを自分で設定する事になる。
途中、確認がSMSで届くのだが、香港にいるとauのスマホにはSMSが届かないらしい。
残念ながら、auユーザーは日本帰国後に設定するしかないが、それほど急ぐ事もないだろう。
ATMカードは自宅に届くようになっていて、日本には約2週間後に届くと言われた。
日本に帰国し、口座開設から12日後にATMカードが届いていた。
約2週間後(14日後)と言われていたので、少々早く到着した。
コロナ禍では国際郵便はかなり遅延していたが、国際郵便の早さからもコロナウィルスは落ち着いたと感じられる。
ATMカードにはシールが貼ってあり、90日以内にアクティベートしなさいと書かれている。
アクティベートは先ほど設定したスマホアプリで行えるのでとても便利である。
ログインして下の方にスクロールしていき、ATM Card Activation and PIN SetupをタップするとATMカードのアクティベートが行え、PIN(暗証番号)の設定(初期暗証番号からの変更)も行える。
途中、アプリ設定時に決めた6桁のMobile Keyを入力する事になるが、とても簡単にATMカードのアクティベートと暗証番号の変更が行えた。
スタンダードチャータード香港は多くの設定や変更がアプリで行えるのだ。
HSBC香港もアプリ化が進んでいるが、それが現在の金融の最先端なのだろうと感じる。
スタンダードチャータード香港のATMでは口座番号の入力やアプリでQRコードを表示させて読み込ませる事で現金引き出しが出来るようになっていた。
(日本の一部銀行でも同じようなシステムが導入されている。)
香港ではスマホとATMカードが一体化しているという事であるが、近い将来、世界的にATMカードも無くなるのではないかと思ってしまう。
スタンダードチャータード香港の口座開設からアプリやATMカードの設定まで長々と説明したが、有料にはなるが業者にお願いすれば全て説明してくれる。
HSBC香港にしてもそうだが、今は自力での口座開設はほぼ不可能と言える状態だそうだ。
それでも、オフショア投資を行うのであればオフショアバンクとして香港の銀行口座は持っていた方が良いと思う。
興味ある方には業者の紹介も可能であるので、香港の銀行口座開設に是非トライしてみてもらいたい。
⇒ ご質問や香港銀行口座開設の優良業者紹介依頼はこちらから。
~追伸~ スタンダードチャータード香港の銀行口座開設状況最新版!
2024年6月に最新のスタンダードチャータード香港の口座開設状況について、業者さんにヒヤリングしてみた。
私が口座開設をしてから約10ヶ月、状況はどのように変わったのだろうか?
結論から書くと、口座開設が難しくなったようだ。
何が難しくなったかと聞くと、予約方法に幅を持たないといけない状況となっているとの事。
私がスタンダードチャータード香港の銀行口座開設をした時は、渡航日に合わせて支店と時間を予約できた。
だが、現状は3日間程の幅を持って伝えておかないと予約してもらえないそうだ。
そして、事前にここに何時に来てくださいと伝えられるようだ。
口座開設が完全に閉ざされた訳ではないが、3日間の内のどこかでスタンダードチャータードに行くように予定を空けておく必要があるとすると、他に予定を入れられなくなってしまう。
銀行口座開設だけを目的にしているのなら良いかもしれないが、香港に折角行くのであれば、他にも予定を入れておきたいところだろう。
スタンダードチャータード側とすれば、多忙なのでビシッと予定を組めないと言ったところだろうか?
その理由は定かではないが、中国本土の人たちが香港の口座を開設しに多く訪れているようだ。
現状、HSBC香港であれば有料サポート会社を通して時間を指定した予約ができるようだ。
HSBC香港も業者を通さなければ口座開設が難しくなっているようだが、難しくなればなるほどお宝口座となっていく。
HSBC香港とスタンダードチャータード香港の両方の口座を所有する必要は無いと思うので、オフショア金融センターの銀行口座開設に興味があれば、現地情報に精通している有料会社にお願いして、どの銀行口座をどのように開設すべきかの作戦を先ずは相談してみるところから始めてみれば良いと思う。
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