マイナス金利&日本国債で日本の生命保険会社の行く末は?

国債

日本の生命保険は日本国債を握らされているので、投資商品としてはうま味がない・・・

これは知っている人は知っている事実である。

この状況に加えてマイナス金利の影響で、国内の生命保険会社は窮地に立たされているようだ。

日本の生命保険会社の運用の4割は日本国債!

日本銀行がマイナス金利を発表した当初はマスコミも色々と騒いでいたが、それから1ヶ月ほど経った今、マスコミもそれほど騒がなくなり、マイナス金利の話もそれほど聞かなくなった。

既にマイナス金利に慣れてしまったのか?それとも受け入れてしまったのか?

人間はある意味恐ろしい環境適応能力があると思う。

我々国民よりも、生命保険会社がこの状況に苦しんでいるようだ。

苦しんでいるというか、今後苦しんでいきそうだ。

マイナス金利→困難な運用 保険料値上げ→生保苦境*マイナス金利、生保の経営圧迫の恐れ 体力勝負の様相も

日本の生命保険の運用割合の約4割が日本国債。

その国債はただでさえ金利が低いが、日本国債の金利が0%やマイナスとなれば運用どころではない。

紙切れ以下の商品で運用を回しているのだから、生命保険会社が破たんするという事も近い将来起こるかもしれない。

国内の生命保険は今でも、海外の生命保険会社と比較したら利回りが悪すぎる。

*日本の生命保険は利回りが悪い?海外オフショア生命保険と比較してみた
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日本の生命保険会社も、外国証券や外国債券の割合を増やしているようだが、それでも日本国債を4割ほど握らされている状況が変わることはなく、海外の生命保険会社より利回りが出る事は考えられない。

生命保険に限らず、日本の金融業界の多くは日本国債を握らされている。

直接的にマイナス金利が関係ないと思っている人でも、間接的に大きな影響を受けることだろう。

現に銀行金利は下がっている。

それでも銀行の経営が立ち行かなければ、ATM手数料の値上げが起こってもおかしくはない。

日本国内でお金を置いておく意味は全くなく、リスクだけが大きくなるのである。

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