2016年も年末。
今年、「Kijani Commodity Fund(キジャニ コモディティ ファンド)」の現状はどうですか?という質問を多くもらった。
国や政府の資格登録がない会社・個人から契約すべきでない!
「Kijani Commodity Fund」の質問者とメールしていると、香港の会社でありながら香港当局の資格を得ていない会社から購入している人ばかりであった。
香港証券先物委員会(Securities & Futures Commission of Hong Kong、通称SFC)や、香港保険業協会(Professional Insurance Brokers Association、通称PIBA)といったところに登録している会社・個人を通して金融商品の契約を行う必要がある。
こうしたところで登録されている会社・個人であれば、間違った商品は販売できない。
詐欺的な商品を販売してしまったら、登録を取り下げられてしまうからだ。
一方、こうした機関に登録していない会社・個人が販売する商品はある意味自由であり、だからこそどんな商品を販売しているか分からない。
香港、オフショアで扱われる金融商品は、日本国内で扱われている商品より優良なものが多いが、あくまでそれはきちんと登記された金融商品であることが前提である。
Kijani Commodity Fund(キジャニ コモディティ ファンド)の現状と対策は?
「Kijani Commodity Fund」について調べてみると、破産管財人等が入って清算処理を行っているようだ。
公的管理下に置かれており、投資資金が戻ってくる可能性は低いと思われる。
特に、無登録代理店であれば尚更だ。
また、「Kijani Commodity Fund」、残念ながら香港当局で登録されている代理店では取り扱いがないと思う。
これらの商品を無登録代理店で購入していて、さらに他の金融商品を契約しているという人もいることだろう。
他の金融商品がきちんと登記された商品であるならば、その商品だけでも香港で登録された代理店に契約を移管すべきである。
自分の命に次に大事と言われるお金、然るべきところで契約して守ってもらわなければならない!
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