若年者納付猶予制度50歳未満に拡大した時のしわ寄せ

年金問題

国民年金には若年者納付猶予制度と言うのがある。

30歳未満で所得が一定額以下の人が対象で、国民年金の支払いが猶予される制度。

こうした制度、使った者勝ちです。

若年者猶予制度が適用されると、支払いが猶予されるものの、その期間も受給資格期間には加えられます。

しかし、追納しなければ将来受け取れる年金額は減額されます。

国民年金は受給額や受給年齢が徐々に改悪されており、その制度がいつまで持つかわかりません。

将来が約束されていない制度なので、支払わなくて良いのなら支払わない方が得策。

この若年者猶予制度が50歳未満に適用拡大されるようだ。

この国は何歳までが若年者なんだ(笑)

(名称は変わるでしょうが・・・)

若年者猶予制度を適用すれば、将来受け取れる年金額が減額されるので、そのしわ寄せは自分にきます。

将来性の怪しい国民年金ですから、この制度に関係なく老後資金をどのように構築するかは考えなければなりません。

と考えれば、この制度を使った時の自分自身への影響度は小さいでしょう。

国民年金制度全体で考えた時のしわ寄せは大きいはず。

元々国民年金は自分の将来資金を自分で積み立てるわけではなく、現在の労働者が現在の高齢者を支える賦課制度。

若年者納付猶予制度を50歳までに拡大したら、国民年金制度を苦しめるだけであろう。

少子高齢化が進み、収支バランスが崩れていくのは容易に想像でき、実際に算出されているはず。

何故このような法案を通そうと考えるのだろうか?

厚生労働省も国民年金の運用に頭を抱えているのは間違いない。

もしかしたら、国民年金制度を潰す為にこうした施策を考えているのではなかろうか?

自分の身は自分で守るしかないのが日本人の鉄則!!

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