公的年金が破綻に進んでおり、老後資金など将来資金の構築を考えなくてはならない日本人。
日本国内の民間保険会社が提供する年金プランで優れたものはないが、海外ではトンチン年金・長寿年金と呼ばれる商品を契約する人もいるようだ。
トンチン年金=長寿年金とは?契約すべき?
生きている間は年金を永遠と受け取れる保険商品(年金保険)がある。
こんな話をすると素敵な商品だなと思うかもしれないが、その仕組みとはいうと解約返戻金や死亡保険金が著しく低く設定されている事が肝となっている。
見方を変えると、早く亡くなってしまうと大きな損失となってしまう。
その分を長生きする人に向けている商品となっていて、トンチン保険と言われている。
トンチンカンな制度だからトンチン保険と言われているのではなく、イタリアの銀行家ロレンツォ・デ・トンティ(Lorenzo de Tonti)が考案したスキームであり、その名前から命名されている。
日本では長寿生存保険、長寿年金保険、長寿支援保険など保険会社によって様々なネーミングとなっているが、一般的には「低解約返戻金型の個人終身年金保険」と呼ばれている。
日本の保険会社が提供するこうしたタイプの年金保険が契約に値するかと言えば、答えは「No」である。
どんな仕組みにしても、超低金利な日本国債を半ば強制的に購入させられている日本の保険会社が提供する商品でまともなものはほぼ存在しない。

そもそも、トンチン年金と言えど受け取り期間が定期となっていて終身でないプランもあったりする。
そして、早く亡くなってしまった場合に大きな損失となる事を考えると、お子さんやお孫さんにお金を遺せる事も考えた方が良いと思う。
日本国内のこうした長寿年金を契約するのであれば、海外オフショア金融センターの保険商品を活用した方が良い。
例えば、香港のFTLife社が提供しているOn Your Mindという生命保険は、60歳以降に保険証券を担保にして年金としてお金を受け取れるスキームが組み込まれている。
早くに亡くなったとしても相続人にしっかりと資産を遺す事もできるので、とてもバランスの取れた商品と言える。
この商品は契約から15年以上が経過し、被保険者が60歳以上などの条件で年金受け取りができるようになっている。

また、生命保険としての機能は不要と考える人もいるかもしれない。
そうであれば、サンライフ香港が提供している貯蓄型保険商品を契約するのが良いのではなかろうか?
解約返戻金が支払保険料を超える損益分岐点を迎えるのが早く、運用利回りも大きい。
満期は120歳となっているのでほぼ終身であり、商品によっては契約者や被保険者の名義変更が可能なので、余裕があれば、お子さんやお孫さんに証券を引き継いでいける。
長生きに対応しつつ、資産を無駄にする事もない優れた商品となっているのだ。


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