私はねずみ講、MLM(マルチレベルマーケティング)は嫌いである。
SNSで出回っているとある比較を見ると、そんなねずみ講よりも日本の年金制度の方が酷い事が判明した。
ねずみ講より酷い日本の年金制度!
タイトル下の画像がSNSで出回っている。
とても良く出来た比較だと思う。
◆今入っておけば、あとからお金がもらえます
◆今入らないと、あとからお金がもらえませんよ
◆先に入った人がもらえるお金は、新しく入った人のお金でまかないます
◆新たに入る人が少なくなると、制度が破綻します
◆破綻したら自己責任です
これらがねずみ講と年金の共通項となっている。
厳密に考えれば実際には異なる部分もあるだろうが、大筋は納得だ。
ただし、破綻したら自己責任というのは、強制的に加入が義務付けられている年金制度からすると納得できない部分となるだろう。
ねずみ講は入るかどうかは、本人が決めるのだが、年金は国民の義務なので、全員が強制的に入らなければならないという違いがある。
こう比較していくと、ねずみ講よりも日本の年金制度の方が酷いなと感じる。
冒頭に書いた通り、私はねずみ講が嫌いであるが、この比較を見ると、私はねずみ講以上に年金制度が嫌いな人間と言えるだろう。
また、この比較表を見ると、年金制度はポンジスキームとなっている事が分かる。
先に入った人がもらえるお金は、新しく入った人のお金でまかない、新たに入る人が少なくなると、制度が破綻するからだ。
現役世代が高齢者を支える賦課制度となっている日本の年金制度。
人口減少・少子高齢化が進んでいる日本、現役世代が少なくなっているので度々改悪がされている。
近い将来、制度は破綻するのでは?と危惧する人も実際に多い。
日本の年金制度はポンジスキームだから仕方ない。
ねずみ講が嫌いな人はねずみ講をすべきではないが、同時に年金制度に頼っていてはいけない。
自己責任で老後を生きていく資産を構築していかなくてはならない。
全く関係のない話だか、何故ねずみ講は「講」の字が使われているのだろうか?
講じる事によって、子ネズミを増やしていく事をイメージしているのかもしれないが、個人的には「溝」の文字の方が合っているのではないかと思ってしまった。
年金に限らず、MLMに嵌ってしまうと、深い溝に入っていくようなものだ。
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