2024年版マーサー「グローバル年金指数ランキング」発表!世界の相対比較で日本の年金制度は超低水準!

年金問題

毎年秋に世界最大級の人事・組織コンサルティング会社マーサーから発表されている「グローバル年金指数ランキング」。

2024年版が発表となり、日本は48ヶ国中36位と例年通り、そして予想通りの低水準となっている。

ただし、2023年版では30位だったのでランキングを6つも落としている事になる。

そして、ボツワナ共和国よりもランキングが下という悲しい現実。

日本人よ、そろそろ本格的に年金に対して危機感を持った方が良いぞ!

グローバル年金指数、2024年版のランキングは以下の通りとなっている。

*オリジナルはこちらから! ⇒ https://www.mercer.com/en-au/about/newsroom/mercer-cfa-institute-global-pension-index-2024/

順位国名総合指数十分性持続性健全性
1位Netherlands84.886.381.786.8
2位Iceland83.48284.384.4
3位Denmark81.68482.676.3
4位Israel80.275.782.684.1
5位Singapore78.779.874.383
6位Australia76.768.479.586.1
7位Finland75.97764.290.8
8位Norway75.277.263.688.3
9位Chile74.971.270.986.5
10位Sweden74.375.273.773.6
11位UK71.675.761.579.3
12位Switzerland71.56671.480.4
13位Uruguay68.98446.676.1
14位New Zealand68.764.864.980.2
15位Belgium68.681.840.187.4
16位Mexico68.573.863.467.1
17位Canada68.46763.877.1
18位Ireland68.173.652.880.5
19位France6884.843.475.7
20位Germany67.381.145.875.3
21位-Croatia67.266.857.481.7
22位Portugal66.983.434.685.7
23位UAE64.877.143.375.3
24位Kazakhstan6445.873.180.4
25位Hong Kong SAR63.951.561.187.5
26位Spain63.382.930.777.6
27位Colombia6363.957.469.5
28位Saudi Arabia60.561.15862.9
29位USA60.463.958.457.5
30位Poland56.859.245.269.4
31位China56.565.237.869.1
32位Malaysia56.344.554.677.4
33位Brazil55.870.43167.3
34位Botswana55.439.75285.2
35位Italy55.468.225.177.2
36位Japan54.957.147.162.1
37位Peru54.755.346.964.7
38位Vietnam54.556.841.369.3
39位Taiwan53.746.251.968.2
40位Austria53.467.22275.2
41位South Korea52.240.552.470.5
42位Indonesia50.238.150.469.3
43位Thailand5050.243.858.2
44位South Africa49.634.74875.7
45位Türkiye48.348.332.270.8
46位Philippines45.841.763.427.7
47位Argentina45.561.529.442.3
48位India4434.244.958.4

あの国がそんなにランキングが高いの?とか、逆にあの国があんなにランキングが低いの?と言った疑問もあったりするが、日本の年金システムの評価が高いとは全く思わない。

日本の順位は平均よりも低く、あの国よりも低いの?とビックリした人もいるかもしれない。

(日本より下を見るとアジアや南米の国々が多いが、東欧のオーストリアが日本よりも低いのにはビックリ!)

それでも、ボツワナ共和国よりも評価の低い年金制度であるのは流石にショックを受ける。

日本の年金制度を信じている人などほとんどいないと思うが、こんなランキングを見れば、本気で自助努力で老後資金・将来資金を構築する事を考えなければならないはずだ。

こんなレベルが低く、しかも実際にどれだけもらえるか先の読めない年金制度に対して、ほぼ強制的に年金保険料を払っていると考えるとバカバカしくなってくることだろう。


日本の場合は人口減少・少子高齢化が進んでいて、社会保障費を圧迫している。

現役世代が高齢者を支える賦課制度には無理が生じているので、こうしたランキングでポイントが上がっていく事は考えられない。

そもそも、年金問題はちょっとした対策で解決できるものではなく、長年のツケでここまでの低いランキングになっているので、日本の年金に関して明るい未来を想像する事はできない。

世界各国の相対比較で見ても、純粋な絶対評価が考えても、公的年金に期待してはいけないだろう。

こうした事はこのようなランキングを見なくても感じている事だと思うので、自助努力で老後資金を構築する事を考えなくてはならない。

日本の年金制度が長い年月をかけて崩壊しているように、自分の将来資金も長い時間をかけて構築していかなくてはならないのだ。


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