欧州を中心に世界中の多くの銀行で人員削減が進められているようだ。
マイナス金利や景気減速の影響に対するコストダウン策として、人員が削減されている。
マイナス金利や景気減速…日本の銀行は大丈夫?
欧州の銀行で人員削減が加速している。マイナス金利や景気減速で域内の銀行はコスト削減を余儀なくされている。世界の各銀行が年初から発表した人員削減は7万3000人を超えるが、その大半は欧州に集中している。
各銀行が発表した人員削減は今年に入り世界で7万3400人。このうち86%が欧州となっている。
通商を巡る国際的な対立が輸出主導型の欧州経済を直撃しているほか、マイナス金利が銀行の融資収入を一段と圧迫していることから欧州の銀行で弱さが目立った。⇒ Global Bank Job Cull Tops 75,000 This Year as UniCredit Cuts
マイナス金利や景気減速の影響でコスト削減となると、欧州だけでなく日本の銀行にも当てはまるはずだが、欧州と比較してアジアの人員削減は1/100以下となっている。
こうしたコストカットや人員削減、欧州はズバズバとやってしまう文化があるのも背景にあるのかもしれない。
アジアの銀行と言えば、HSBC香港をイメージする人も多いと思うが、HSBC香港は2019年8月1日からアドバンス(Advance)口座、パーソナルインテグレーテッド(Personal Integrated)口座の維持手数料を無料にしている。
この背景には、HSBC香港の人員削減策があると言われている。

ただ単に人員を削減してコストダウンするのではなく、クライアントにもプラスになるように動いてくれているのは嬉しい話だ。
一方、日本の銀行は口座の維持手数料を徴収する方向で検討をしているようだ。

日本の銀行の考えは世界の流れに逆行しているような気がする。
世界的にマイナス金利の国がい事や、景気が減速している事は決して銀行のせいだけではないが、クライアントへの影響を最小限に抑えながら対策してくれる銀行は信頼感が増すはずだ。
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