市場調査会社ユーロモニターインターナショナルのリポート「外国人訪問者数 世界TOP100都市」によれば、香港は海外から訪れる旅行者に最も人気の高い都市を2019年も維持しそうとなっている。
2019年6月からから続くデモの影響で観光客は激減しているはずだが、真相は如何に!?
今の香港はホテル代が安いので、渡航のチャンス!
香港は、数カ月に及ぶ政治不安の中で観光客が激減したにもかかわらず、海外から訪れる旅行者に最も人気の高い都市のタイトルを2019年も維持しそうだ。
19年のランキングは、同年の一部分のデータに基づいて推定されており、香港の首位陥落も依然あり得る。ユーロモニターのシニアアナリスト、サイモン・ヘブン氏によれば、香港については今年上期の到着数が多かったため年間総数に対する抗議活動の影響が軽減されている。
ランキングは同年の一部分をカッティングして作成しているようで、デモが行われる前の上期のどこかを抽出しているのだろう。
純粋なデータで行けば、タイ・バンコクが1位に躍り出るはずだ。
日本の都市はどこもTOP10に入っておらず、東京の17位が最上位になっている。
そんな香港に私も毎年数回言っているが、2019年は1,6,9,11月と4回渡航した。
6月に今回のデモが始まったが、その頃は香港島側の一部でしかデモは行われておらず、九龍半島側にいたらいつもと変わらぬ雰囲気の香港であった。
その後、デモが徐々に大きくなっていったが、それでも9月に渡航した際もデモに遭遇する事はなかった。
とは言え、街を歩く人は少ないなぁと感じたし、いつもは並ばなければ入れない飲食店にスムーズに入れたりして、香港の変化を感じた。
11月の上旬に渡航する前にはホテルがとても安くなっていた。
それだけ観光業は打撃を受けているのだろう。
11月に初めてデモに遭遇したものの、近付かなければ危険な目に遭う事はなく、1本隣の筋に行けば何事もないような感じで飲食店は営業をしていた。
11月に私が帰国した後にデモが激化し、デモの中枢である大学が包囲され、デモは一旦の終息を迎えた。
それでも、今後も大きさは分からないものの、デモは継続されると思う。
だが、デモが継続となっても、香港の金融システムが崩壊される事はないはずだ。
それが香港であるし、中国本土の要人も香港の金融システムを活用しているので、オフショア金融センターと呼ばれる香港の金融システムをそう簡単に手放す事はない。
観光客が激減しホテル代も安くなっている今、HSBC香港の口座開設や現地IFAの人と会っておくことはお勧めと言える。
デモに遭っても近寄らなければいいだけの話であり、今の香港の空気は今しか感じる事ができないので、今の香港に渡航しておいてもらいたい。
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