日本の年金制度、このまま何年、何十年先までも持つ制度だと思っている人は少ないはずだ。
それでも、何もせずに放置している人が多い。
その理由は、今でも制度を変えながら運用が続いているので、本当の意味での危機感を持っている人は少ないのだと思う。
年金制度は完全崩壊せずとも改悪により受給額は減っていけば崩壊しているのと同じこと!
年金制度が完全崩壊する可能性は?と問われたら、可能性はあるというレベルなのかもしれない。
国のメンツに賭け、制度は改悪しながらでも維持させていく事かもしれない。
ただし、今でも定期的に改悪は起こっている。
受給年齢の引き上げがその最たる例であると言える。

年金支給開始年齢引き上げの推移!今後もますます改悪されていくことでしょう!
崩壊が進んでいる日本の年金プラン。厚生年金の支給開始年齢の引き上げの推移をグラフで見てみると改悪の歴史が分かりやすい。人口縮小・少子高齢化が進む日本において、今後も公的年金の改悪は止まる事はないはずだ。
65歳まで引き上げられている年金制度だが、65歳で止まるとは到底思えない。
また、受給額も減っていく事が予想できる。
2010年頃をピークに人口の減少が始まっていて、少子高齢化が進んでいる日本において、65歳の受給年齢で今後も制度が維持できるとは思えない。
今後も徐々に引き上げられていく事だろう。
2017年の日本人の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳となっているが、近い将来、年金受給開始年齢が平均寿命を上回る時が来るかもしれない。
すると、実質的に年金をもらえない人たちが大多数を占める事になる。
形として年金制度は残るとしても、これでは崩壊しているのと同じだ。
しかし、平和な日本人はこうした状況になっても対応する人は少ないのかもしれない。
年金が完全に崩壊してから、もしくは定年後に老後資金の構築を考え始めても正直遅い。
少しでも危機感を持っているのであれば直ぐに対策を考えて行動に移した方が良い。
もちろん、年金制度が崩壊に向かっている日本国内で何らかの対策を考える事は得策とは言えない。
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