香港など海外オフショアの金融商品は正規代理店であるIFA(independent Financial Adviser)を通して契約する事になる。
契約後にIFAの移管(変更)も可能だが、商品の特性上、生命保険は移管が難しいので、最初に契約するIFAの選定はとても重要となる。
海外オフショア香港の生命保険はIFAの変更が困難な理由とは?
香港など海外オフショア籍の年金プランや生命保険は、IFAと呼ばれる正規代理店を通して契約する事になる。
保険会社-IFA-顧客 |
と言う流れ。
IFAは契約時だけでなく、事後サポートまでを請け負う会社となっている。
IFAと顧客との間に紹介者と呼ばれる個人や会社などを通して契約するケースがあるようだが、それは論外。
そうした紹介者が長期契約となる金融商品のサポートを最後まで行ってくれる事は稀だ。
多くの場合、契約から2~3年で連絡が取れなくなってしまう。
正規代理店であるIFAを選定して直接問い合わせをしていけば良いのだが、先ずは香港当局に登録されているかどうかを確認することがポイントとなる。
年金プランであれば香港の金融庁であるSFC(Securities & Futures Commission of Hong Kong)、生命保険であれば香港保険業協会のPIBA(Professional Insurance Brokers Association)に登録されていることを確認しなくてはならない。

(ただし、2019年6月26日以降は保険業監督局であるHKIA(Hong Kong Insurance Authority)にこれらの組織は統合されることが予定されている。)
これらの組織に登録されているIFAと直接契約する事が大前提となるが、その中からサポート力のあるIFAを選択していく事になる。
このIFAは契約後に変更する事も可能だ。
サポート力があるIFAを選定して契約当初からお世話になるべきだが、人間なので肌感覚として合わない事もあるかもしれない。
そんな時は変更=移管ができるのだが、生命保険の場合はこの移管を受け入れてくれるIFAがほとんどない。
IFAは移管ができるが、もちろんIFA側にも受け入れるかどうかの判断基準がある。
セービングプランと呼ばれるオフショア積立商品は、多くの人がIFAにファンド選択をお願いしているので、そこが収入源となり受け入れ可能となるケースが多い。
だが、生命保険の場合は受け入れたところで収入源がないので、受け入れをお断りされるケースがほとんどだ。
IFAももちろんビジネス、生命保険を移管で受け入れても実入りがないから仕方ない。
オフショア生命保険は移管が困難であるので、最初にサポートレベルの低いIFAと契約すると後々痛い目に遭ってしまう。
オフショア投資商品を契約後、アフターサポートが必要となる時は、住所やクレジットカードの変更などの事務的な手続き、そして、契約者死亡時や一部引き出し、満期時など実際にお金を受け取りたい時など多岐に亘る。
命の次に大事なお金を利回りが期待でき信頼できるオフショア金融商品に投じるのは間違いではないが、命の次に大事なお金だからこそ、しっかりとサポートしてもらえるIFAを選択しなくてはならないのだ。
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