ITやAIの技術革新が進んでいる。
銀行ATMの有り方も今後変わってくるかもしれない。
ATMを巡る技術革新はその方向性・コンセプトが肝になる?
セブンイレブンでは次世代ATMに搭載した新機能による口座開設の受付実証実験を実施するようだ。
⇒ https://www.sevenbank.co.jp/oos/adv/tmp_192_05.html
「運転免許証」と「顔」を撮影する事によって本人確認手続きをスムーズに行い、そのまま口座開設ができるシステムの実証実験を行うとの事。
AIを活用したシステムと言える。
香港では、ATMにQRコードをかざす事によって引き出しができるシステムの提供を考えているようだ。
⇒ https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/finance/20191021/bkn-20191021190017799-1021_00842_001.html
(残念ながら、HSBCやハンセン銀行はこのシステムのネットワークには入っていない。)
どちらが今後のATMに求められているのだろうか?
銀行口座がATMで出来るのは窓口に行くより便利かもしれないが、このシステムはスマホでできるのではないだろうか?
事実、今はスマホに運転免許証をかざす事により個人情報を認証するシステムは多く活用されている。
ATMを改良するよりも、スマホで口座開設でできるようになればいいだけの事である。
時代はキャッシュレスの時代へと突入している。
キャッシュレス=財布を持たない=スマホを活用というイメージだが、香港で提供されるというシステムはATMで財布からATMカード(キャッシュカード)を出さずにスマホでQRコードをかざすだけで現金を受け取れる利便性がある。
ただし、受け取ったお金は財布に入れなくてはならない。
財布でなくともマネークリップやポケットに入れる事を考えると完全なキャッシュレスとは言えない。
ITやAIを駆使してキャッシュレスを勧めていくには、技術力と共にマーケティングの能力が問われるのかなと思う。
どこでどのように技術を駆使していけば良いのか?と。
中国で飲食店に入るとテーブルにQRコードが貼ってあり、お会計はそのQRコードをかざす事によってWeChat Payで支払いが完了する。
お会計でスタッフを呼ぶ必要もなければレジに進む必要もない。
中国では給料をWeChat Payで支払う事も多いらしく、キャッシュレスに関しては中国はとても進んでいる。
中国は偽札が多くお札を信じていないが為にキャッシュレスが進んだと言われている。
残念ながら日本はキャッシュレスがとても遅れていると思うが、日本人も日本円を違う意味で信じていない人が多いはずだ。
キャッシュレスでお買い物ができるよりも、サッと資産フライト出来る方法があれば、喜ぶ日本人は多いのではないだろうか?
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