東南アジアでの高金利銀行に預金すべきではない理由とは?背景と出口戦略がポイントだが利回りや資産保全が目的なら貯蓄型保険にすべし!

アジア社会・経済

私はカンボジアやフィリピンなどの東南アジアで銀行口座を開設する事はお勧めしていない。

この点に関しては過去に何度か書いてきたが、これまでの考えをもう一度お伝えすると共に、最近の傾向から更にお勧めできない理由が増えたので、その点についても情報をシェアしたい。

東南アジアの銀行で米ドル建ての金利が良かったとしても、CRS非加盟だからと言ってもお勧めしない理由とは?

カンボジア・フィリピンetc東南アジア銀行口座での米ドル高金利には要注意!
カンボジアやフィリピンの銀行で金利が10%以上付いているケースがある。米国の政策金利は1%以下なのになぜ?もちろん高金利になるのには理由があり、破綻するリスクが大いにある。上手い話には裏がある事を肝に銘じて置かなければならない。

東南アジアで何故か米ドルの金利を高く付けている銀行があったりする。

そうした銀行に惹かれる人もいるかもしれないが、そこには罠がある。

何故、自国通貨ではなく米ドルだけ金利が高いのか?

何故、アメリカの政策金利よりも金利が高いのか?

この2つを疑問に感じれば、簡単にこうした銀行の口座を作ろうとは思わないだろう。

 

東南アジアの銀行がなぜ金利をここまで高く付けられるかと言えば、それは消費者金融のようなビジネスをしているからだ。

お金を借りたい人にとても高い金利で貸し出しているので、銀行にお金を預け入れてくれた人にはそれなりの金利を付けられる。

マイクロファイナンスと呼ばれていたりもするが、貧困層に対してもお金を貸し付けている。

貧困層はマイクロファイナンスで借りたお金でスマホなどを購入していたりもするが、もちろんそれなりの金利が発生する。

裏でこうしたビジネスを行っているので、お金を預けてくれる人に対しては大きな金利を提供できるのである。

もちろん、こうしたやり方が安泰である保証はない。

右肩上がりで経済が成長しているから問題ないと説明する人もいるようだが、東南アジアは政治・経済が脆い国が多い。

ちょっとしたきっかけで経済が一時的にでも衰退したら、お金を返せない人が続出し、銀行は破綻する。

国内だけでなく、リーマン・ショックやサブプライム・ショックのような世界同時株安のような事が起こったら、そうした銀行は生き残っていけないはずだ。

見方を変えると、日本で言うところの消費者金融のようなところにお金を預けるようなものである。

私には怖すぎて、大事なお金を預けることなどとてもできない。

 

もう一つ、東南アジアの銀行の口座開設をお勧めできない理由がある。

それは、一旦東南アジアに入ったお金は海外に持ち出し難いと言う点だ。

米ドル建てだけ金利が良くなっているのは、外貨獲得したいという思惑がある為だ。

東南アジアでは自国通貨より世界の基軸通貨である米ドルを欲する傾向にある。

つまりは外貨獲得大作戦。

東南アジアの国々は外貨を受け入れる事は好むが、その一方で海外に資産を流す事は好まない。

東南アジアの銀行を作ったとして、そもそもその銀行窓口に行かないと入出金できない事もあったり海外に資産を動かす事が制限されている事がある。

マネーロンダリング対策もあって、世界的に国をまたいで資産を移すマネーフライトは厳しくなっているが、特に東南アジアでは厳しい事が多い。

既に東南アジアに入れたお金を移動できずに困っている人がいるが、今後、この流れは更に加速していくはずなので、東南アジアに銀行を開設する事は全くお勧めできないのである。

CRS非加盟国の東南アジアで銀行口座を開設したいと考えている人もいるようだが、CRS以前の問題で東南アジアで銀行口座を作るべきではない。

 

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金利目的ならばオフショア保険会社の貯蓄性保険商品を活用すべし!

海外の銀行口座を開設したい目的は人それぞれだが、純粋に日本経済に危機感を覚え、日本国内の銀行を信用できないと思うのであれば、オフショア金融センターの銀行口座を開設すれば良い。

オフショアバンクとして信用性が高く、日本人でもインターネットバンキングやスマホアプリが使い易く口座の維持管理が難しくないのは、やはりHSBC香港と言える。

HSBC香港含め、価値の高い銀行は現地の国民やビザなどの居住権を持っていない人に対しての新規口座開設の門戸が年々狭くなっている。

海外で銀行口座を開設したければ「HSBC香港」と言えるのだが、興味ある人は日本居住の日本人を受け入れているうちに口座開設をする事を強くお勧めしたい。

ただし、香港IDや何らかのビザを所有していない人が窓口に行って口座開設をお願いしても門前払いされる事がほとんどだ。

費用は掛かるが、現地情報に精通している有料の口座開設サポート業者を活用するしかない状況となっている。

余裕資金がそれなりにあるのなら、お金を払ってでもHSBC香港の口座は開設しておくべきだと思う。

 

東南アジアで銀行口座を開設したいと思う人の理由の第一位は金利の高さにあるはずだ。

ただし、このコンテンツの前半で説明したようにリターンに対してのリスクが高過ぎる。

博打みたいなものだ。

金利・利回りを期待したいのであれば、サンライフ香港社が提供しているような貯蓄性保険商品を契約した方が良い。

以下リンクのような商品が提供されている。

サンライフ香港SunJoy Global(サンジョイグローバル)の商品概要や特徴/評価まとめ!運用利回り約7%の貯蓄型保険商品で契約を推奨できる!
サンライフ香港社(Sun Life)の貯蓄型保険商品サンジョイグローバル(SunJoy Global)の商品概要や特徴まとめ。利回り約7%で運用される商品で運用効率が良いだけでなく、契約者や被保険者の変更や証券分割が可能なので資産承継にも適した商品と言える。

この商品は長期的に見ると利回り6~7%で複利運用されていて、リターンは以下のように算出されている。

◆5年目:86%
◆6年目:105%
◆10年目:140%

◆15年目:191%
◆20年目:279%
◆25年目:394%
◆30年目:551%

6年未満で解約するとマイナスになってしまうが、長期的な契約を考えているのであれば、こうしたオフショア金融センターの保険商品の方が信頼感がある。

15年で2倍弱、25年で4倍弱となっていて、これだけのリターンが出せれば嬉しいのではないだろうか?

問題は短期で考えている方かもしれない。

投資・資産運用は基本的に短期で考えるものではないのだが、短期で金利がそれなりに高い商品を契約したければ、インベスターズトラスト社が提供している確定利回りポートフォリオという商品を契約するのが良いかと思う。

インベスターズトラスト社の確定利回りポートフォリオの詳細や評価・評判、活用法は?短期間に資産移転して解約して着金できる!
円安などで日本経済に危機感を覚え、日本円リスクを感じる人が増えている。そうした人は海外に資産移転すべきである。例えば、インベスターズトラスト社の確定利回りポートフォリオでは金利が付き、日本にいながら契約可能な米ドル建ての金融商品となっている。

この商品は契約期間に応じて、以下のように金利が設定されている。

・固定金利3年:3.50%
・固定金利5年:3.75%
・固定金利7年:4.00%
・固定金利10年:4.50%
(2025年5月時点での金利。固定金利は一括払い)
・積立型の変動金利15年商品もあり。

数字を見てもらえれば分かると思うが、長期的に契約するならサンライフ香港社が提供している貯蓄性保険商品が良い。

資産を増やしたければ、時間を有効活用する事が重要となってくるのだ。

インベスターズトラスト社の確定利回りポートフォリオの詳細や評価・評判、活用法は?短期間に資産移転して解約して着金できる!
円安などで日本経済に危機感を覚え、日本円リスクを感じる人が増えている。そうした人は海外に資産移転すべきである。例えば、インベスターズトラスト社の確定利回りポートフォリオでは金利が付き、日本にいながら契約可能な米ドル建ての金融商品となっている。

 

サンライフ香港やインベスターズトラストなどのオフショア金融センターの保険会社は自社で直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負っている。

なので、こうした商品に興味を持ったのならば、先ずはIFA=正規代理店に連絡する必要がある。

もちろん、海外の保険会社なので、そのIFAは日本には存在しないのだが、海外IFAと言えど日本人スタッフがいるIFAもあるので、そうしたIFAを選べば言語の問題などは心配する必要は無い。

日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選んでおけば問題ない。

IFAは総合代理店にもなっているので、サンライフ香港社やインベスターズトラストを含め、多くの保険会社と提携しているIFAを選択すれば、自身に合致した商品を案内してもらえるはずだ。

もちろん、こうしたIFAの人たちは東南アジアの銀行についても把握しているが、残念ながらIFAの人たちはHSBC香港の銀行は持っているだろうが、東南アジアの銀行は眼中にないと思う。

 

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