10月8日はコンビニATMの日。
コンビニにATMが設置されるようになり便利な世の中になったが、今後の銀行の経営を考えると手数料が上がっていく事が容易に想像できる。
手数料が改悪される日本の銀行vs手数料が削減・廃止される香港の銀行!
コンビニATMのパイオニアである株式会社イーネットが制定。日付は1999年10月8日、コンビニエンスストアに全国で初めて銀行の共同ATMが設置されたことから。身近で便利な銀行窓口のコンビニATMのさらなるPRが目的。
コンビニATM、今では普通な存在になっているが、20世紀末からあったようだ。
銀行のATMよりもコンビニのATMを使う事が多いという人もいるかもしれないが、コンビニATMではある一定の条件を満たしていない限り手数料がかかる。
それでもコンビニATMを利用するのは、銀行のATMを探すのが大変だからだと思う。
そして、銀行のATMであっても営業時間外であれば手数料が徴収される事となる。
海外、例えばオフショア金融センターである香港ではどうだろうか?
HSBC香港を例にすると、HSBCの支店は比較的容易に見つける事ができるので、お金が必要となればHSBCの支店に行けば良い。
その手数料は24時間365日無料である。
また、HSBCと系列の銀行であるハンセン銀行(恒生銀行・Hang Seng Bank)のATMでも同じように手数料無料で引き出しできる。
ハンセン銀行のATMは駅の改札近くに設置されている事が多く、HSBCの支店よりも容易に探す事ができる。
コンビニ = convenience storeの略だが、利便性を考えれば、日本のコンビニATMよりも香港のATMの方に軍配が上がる。
2019年にHSBC香港ではAdvance(アドバンス)、Personal Integrated(パーソナルインテグレテッド )の口座維持管理手数料を廃止したが、日本の銀行では逆に口座維持管理手数料をどんどん徴収しようという動きがある。
更に、HSBCは2020年には諸々の手数料を廃止しているが、日本の銀行の場合はその経営状態を考えれば、逆に様々な手数料が増えていくようにしか感じる。
コンビニATMも手数料が上がっていき、使い勝手が悪くなるのではないだろうか?
日本の銀行にお金を預けていても資産価値は上がらず、寧ろ下がっていく可能性が高い。
それは銀行だけの問題ではなく、日本・日本円としての問題と言えよう。
銀行の利便性も悪く資産価値を上げる事が困難な国に余裕資金を置いていても仕方ない。
生活資金だけを日本に置いておき、余裕資金は資産フライトさせる事をお勧めしたい。
今は日本にいながら金融商品を活用して海外に資産を移す事が可能だが、日本人がいつまでこうしたスキームが活用できるかは誰にも分からない。
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