先週、ようやくWHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスCOVID-19のパンデミックを認めた。
日本は島国だからもっと早くから対策が生じられたのではないか?という意見も多い。
島国日本のメリット・デメリットとは?
新型コロナウイルスCOVID-19は、2019年末~2020年初にかけて徐々にニュースとなっていた。
ここ数年、日本では海外からの旅行客がお金を落としてくれるインバウンド政策によって経済が保たれていた事もあり、コロナウイルスの国内侵入を防ぐよりも、中国の旧正月・春節で日本にやってくる観光客からの経済効果を目的に国境を封鎖しなかったでのは?と問題視されている。
島国だからこそできる対策だ、と。
私もそう思っていたのだが、よくよく考えるとこれは島国のメリットなのだろうか?と思わなくもない。
島国だろうと陸続きであろうと、国を超えるにはイミグレを通過する必要がある訳で、「島国だから」は関係ないように感じる。
陸続きであっても、ウイルスを持った人が強引に国境を超えなければ良いだけのはず。
感染者と2m離れていれば感染リスクは著しく低くなると言われているので、島国は関係ないと思う。
今は、単なる政策の問題のように感じている。
台湾がコロナウイルス対策で称賛されているが、これは島国だからは関係なく政策の問題だと思う。
中国と陸続きである東南アジアの国で日本よりも感染者数が少ない国も多い。
コロナウイルスはさておき、島国のメリット・デメリットは何だろう?と改めて考えさせられる。
良く言われるのは、英語が話せないというデメリット。
英語に関しては島国であると言うより、日本独自のデメリットと思われる。
それ以外に、島国であると独自の文化が生まれやすいと言われている。
また、外敵に襲われる事もないので、争い事を好まず、温和な性格な人が多くなるそうだ。
ここからメリット・デメリットを考えると、島国の人たちは犯罪率が低く、優しい性格を持った人が多いと考えられる。
ホスピタリティある対応ができるので、日本を好きになってくれ、観光に来てくれたりする訳で、こうした性格はプラスだと思う。
逆にデメリットは、競争意識が低く、他人と違う事をしたがらない傾向にある。
「みんな同じでみんないい。」的な感じだろう。
コロナウイルスに対する日本政府の対応や日本経済・日本円の行き先を見ていると、日本は大丈夫かな?と感じている人が多いと思う。
それでも特に行動を起こす人は少ないように感じる。
日本国内の金融商品など見ていても特に利回りが出る商品がないのに、生命保険などはみんなが買っているからと言う理由で買ってしまい、既に購入済みであったとしても特に疑問を感じない人が多い。
泥船であってもみんなが乗っていれば怖くないのだろう。
船が沈んでも気付かない人がいるだろうし、沈んだ船に乗っていても、みんな同じだから気にしないという日本人がとても多いように感じる。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」という言葉があるが、これは日本人の特徴を上手く言い表しているなと思う。
泥船から脱出したければ、赤信号とは別の青信号のある方向に進んで行けば良いだけだ。
コロナウイルスが蔓延している今、海外への渡航を特にお勧めする事はないが、日本にいながらできるキャピタルフライト(資産フライト)だけはやっておくべきだと思う。
日本にいながら契約でき、クレジットカードを活用して資産を海外に移せる金融商品は存在する。
お金が国境を超える時にウイルスに感染することはない。
(ただし、商品や契約方法を見誤り詐欺的商品に引っ掛かるとウイルスどころか毒薬となってしまうので要注意。)
島国だからというだけの理由ではないが、こうしたキャピタルフライトは年々難しくなっている。
それは何故なら、日本政府がキャピタルフライトを嫌っているからである。
島国根性を脱却して、個々で判断し、政府に頼る事無く生き延びていかなければならないだろう。
日本人の優しさや温和な性格は素晴らしいと思うが、それだけを持っていても将来は安泰ではない。
その性格は維持しつつも個人の強さ・判断力を磨いていき個々の力で日本を支えないと、日本(日本人)の将来は危険に感じる。
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